AioGetAiStartInRange


機能

インレンジ比較開始条件の設定値を取得します。

書式

Ret = AioGetAiStartInRange ( Id , AiChannel , Level1 , Level2 , StateTimes )

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

AiChannel [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
0固定とします。 (予約)

Level1 [ C, C++: long * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
インレンジ比較データの上限値を格納する変数のアドレスを指定します。データはバイナリ値で格納されます。

12ビット分解能のデバイス

0~4095

16ビット分解能のデバイス

0~65535

Level2 [ C, C++: long * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
インレンジ比較データの下限値を格納する変数のアドレスを指定します。データはバイナリ値で格納されます。

12ビット分解能のデバイス

0~4095

16ビット分解能のデバイス

0~65535

StateTimes [ C, C++: long * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
状態保持サンプリング回数を格納する変数のアドレスを指定します。

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

戻り値

内容

0

正常終了

7

スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください

10001

無効なIDが指定されました
関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。

10002

ドライバを呼び出せません
始めにAioInit関数を実行しください。

12050

AiChannelの値が関数の指定範囲外です
設定チャネルは 0≦AiChannel≦最大チャネル の範囲で指定してください。

12051

Level1のポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

12052

Level2のポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

12053

StateTimesのポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

20001

使用しているデバイスではこの関数を使用することができません

20002

デバイスが動作中のため実行できません
この関数を使用するには、アナログ入力動作が停止している必要があります。

20003

他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません
他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

22050

AiChannelの値が使用しているデバイスの範囲外です

初期値

全てのデバイスで、AiChannel = 0、StateTimes = 1、Level1 = 0、Level2 = 0

説明

アナログ入力機能を持たないデバイスでは使用できません。
デバイスが動作中の場合、この関数は実行できません。

使用例

チャネル0のインレンジ比較レベルとサンプリング保持回数を取得します。

C, C++

long Ret;
long Level1;
long Level2;
long StateTimes;
Ret = AioGetAiStartInRange ( Id , 0 , &Level1 , &Level2 , &StateTimes );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
Level1 = ctypes.c_long()
Level2 = ctypes.c_long()
StateTimes = ctypes.c_long()
Ret.value = caio.AioGetAiStartInRange ( Id , 0 , ctypes.byref(Level1) , ctypes.byref(Level2) , ctypes.byref(StateTimes) )