AioSetAiScanClock


機能

変換速度の設定を行います。

書式

Ret = AioSetAiScanClock ( Id , AiScanClock )

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

AiScanClock [ C, C++: float ] [ Python: ctypes.c_float ]
変換速度をμsec単位で指定します。
デバイスにより設定できる範囲は異なります。

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

戻り値

内容

0

正常終了

7

スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください

10001

無効なIDが指定されました
関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。

10002

ドライバを呼び出せません
始めにAioInit関数を実行しください。

12240

AiScanClockの値が関数の指定範囲外です

20001

使用しているデバイスではこの関数を使用することができません

20002

デバイスが動作中のため実行できません
この関数を使用するには、アナログ入力動作が停止している必要があります。

20003

他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません
他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

22240

AiScanClockの値が使用しているデバイスの指定範囲外です

初期値

デバイスごとに、最小値の変換速度が設定されています。

説明

設定可能な変換速度は、サンプリングクロック周期によって変わります。
アナログ入力機能を持たないデバイスでは使用できません。
デバイスが動作中の場合、この関数は実行できません。

デバイス別仕様

AI-1664UG-PE
AIO-163202UG-PE
AIO-123202UG-PE

設定可能なAiScanClockは1~1638です(単位:usec)。
初期値はAiScanClock = 1です。

AIO-163202G-PE
AIO-123202G-PE

設定可能なAiScanClockは10~1638です(単位:usec)。
初期値はAiScanClock = 10です。

AIO-163202F-PE
ADA16-32/2(PCI)F

設定可能なAiScanClockは2~1638です(単位:usec)。
初期値はAiScanClock = 2です。

AD12-16(PCI)EV
AD16-16(PCI)EV
AIO-121601E3-PE
AIO-161601E3-PE

設定可能なAiScanClockは10~1638です。
初期値はAiScanClock = 10です。

AD12-16U(PCI)EV
AD16-16U(PCI)EV
AIO-121601UE3-PE
AIO-161601UE3-PE

設定可能なAiScanClockは1~1638です。
初期値はAiScanClock = 1です。

AIO-163202FX-USB

設定可能なAiScanClockは2~1638です。
初期値はAiScanClock = 2です。

AIO-16256256-DEMO

設定可能なAiScanClockは1~0xffffffffです。
初期値はAiScanClock = 1です。

使用例

変換速度を100μsecに設定します。

C, C++

long Ret;
Ret = AioSetAiScanClock ( Id , 100 );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
Ret.value = caio.AioSetAiScanClock ( Id , 100 )