状態
① DIサンプリング [di_status_samp.vi]

 

 デジタル入力サンプリングのステータスを確認する場合に選択します

 


IN/OUT 端子レイアウト

 


出力端子

DiSamplingCount

現在のサンプリング状態を 3 要素のクラスタで取得します

■要素1: Event

  サンプリング開始VIの「DiEventTimes」で指定した個数のデータが溜まったかどうかの通知状態を返します
  このブール値がTrueの状態で一度本VIを実行すると、再度指定個数のデータが溜まるまで、Falseになります
  「DiEventTimes」が未配線(0)の場合、通知は行われませんので常にFalseになります

■要素2: EventCount

  通算の通知回数を返します

■要素3: SamplingCount

  サンプリングデータバッファに溜まっている未取得データの個数を返します

 

DiSamplingStop

サンプリング停止通知状態を返します
このブール値がTrueの状態で一度本VIを実行すると、再度停止状態になるまでFalseになります

 

DiSamplingStatus

現在のデジタル入力サンプリングステータスを取得します
16 進表記のビット単位で以下の意味を持ちます

ステータス

意味

01H

サンプリング開始

カウンタサンプリングが開始したことを示します

サンプリングが停止すると、このステータスは0になります

 

02H

サンプリング停止

サンプリングが終了したことを示します

次回サンプリングの開始時に0になります

 

04H

トリガ信号入力

外部スタートでスタート信号が入ったことを示します

次回サンプリングの開始時に0になります

 

08H

オーバーラン

外部スタートでスタート信号が2回以上入ったことを示します

外部接続信号の仕様上問題がなければ無視してください

次回サンプリングの開始時に0になります

例)DiSamplingStatus が「5H」のとき
    「サンプリング開始」かつ「トリガ信号入力」が ON になっています

 

DiSamplingError

デジタル入力サンプリングのエラー状態を返します
16 進表記のビット単位で以下の意味を持ちます

エラーステータス

意味

02H

ボードメモリオーバーフロー

ボード上のメモリがいっぱいになったことを示します。

主原因は、システムの負荷が高くバスマスタ転送が間に合わないためです。
転送レートを下げる、システムの負荷を下げる等の対策が必要です。

04H

内部バッファオーバーフロー

内部バッファがオーバーフローしたことを示します。転送レートを下げる必要があります。

08H

バッファオーバーフロー

DAQ-LV-WINで確保しているバッファがオーバーフローしたことを示します。
より頻繁にデータ取得を行うか、サンプリング開始VIのDiSamplingBufferを大きくする必要があります。

10H

トリガエラー

外部スタートで、スタート信号とストップ信号が同時に入ったことを示します。

このステータスが立った場合、転送は行われません。
外部スタート信号と外部ストップ信号の入り方を確認してください。

20H

クロックエラー

外部クロックで入力中に次のクロックが入ったことを示します。
このステータスが立った場合、指定の外部クロックではサンプリングできません。外部クロックの周期を下げることを検討してください。

なお、サンプリング開始時に一度サンプリングが行われることに注意してください。
このサンプリング時に外部クロックが入った場合にもこのエラーが発生します。

40H

同期スレーブエラー

スレーブからの停止要因で強制停止したことを示します。
スレーブ側のエラーを確認してください。

80H

同期マスタエラー

マスタからの停止要因で強制停止したことを示します。
マスタ側のエラーを確認してください。