カウンタ入力のステータスを確認する場合に選択します
デジタルデバイスのカウンタ入力では、CntStatusのみ利用できます
CntChannel |
初期値: 0 |
カウンタ入力ステータスを確認するチャンネル番号を指定します
CountMatch |
カウント一致の状態を 2 要素のクラスタで取得します
■要素1: count
イベント設定の「カウンタ入力(cnt_event.vi)」で設定するカウント一致が発生したかどうかの通知状態を返します
このブール値がTrueの状態で一度本VIを実行すると、再度カウント一致イベントが発生するまでFalseになります
※カウント一致イベントを設定していない場合、通知は行われませんので常にFalseになります
※CPSN-CNT-3201I を CPSN-MCB271-xxx と組み合わせて使用する場合、通知は行われませんので常にFalseになります
■要素2: times
通算の通知回数を返します
CarryBorrow |
キャリー/ボローの状態を 6 要素のクラスタで取得します
■要素1: carry
キャリーが発生したかどうかの通知状態を返します
このブール値がTrueの状態で一度本VIを実行すると、再度キャリーが発生するまでFalseになります
■要素2: carry_times
キャリーの通知回数を返します
■要素3: borrow
ボローが発生したかどうかの通知状態を返します
このブール値がTrueの状態で一度本VIを実行すると、再度ボローが発生するまでFalseになります
■要素4: borrow_times
ボローの通知回数を返します
■要素5: carry_borrow
キャリーとボローが同時に検出された場合に通知されます
このブール値がTrueの状態で一度本VIを実行すると、再度同時検出するまでFalseになります
■要素6: carry_borrow_times
キャリーとボローが同時に検出された回数を返します
※カウンタが最大値(FFFFFFH または FFFFFFFFH)からアップカウントして 0H になることをキャリー、0H からダウンカウントして最大値(FFFFFFH または FFFFFFFFH)になることをボローといいます
※サンプリング機能搭載のカウンタデバイスでのみ使用可能です。また、本機能はカウンタ入力(バスマスタでチャネル設定を行った場合のみ有効となります。(カウンタ入力でチャネル設定を行った場合は使用できません。)
CntStatus |
カウンタ入力ステータスを取得します
対象のデバイスによって返す値が異なります
・サンプリング機能搭載タイプのカウンタデバイスの場合 16進表記のビット単位で以下の意味を持ちます
値 |
ステータス |
意味 |
|
0のとき |
1のとき |
||
1H |
A相入力 |
Low |
High |
2H |
B相入力 |
Low |
High |
4H |
Z相入力 |
Low(正論理) High(負論理) |
High(正論理) Low(負論理) |
8H |
汎用入力 |
Low |
High |
10H |
カウント方向 |
アップカウント |
ダウンカウント |
20H |
Carry |
未検出 |
検出 |
40H |
Borrow |
未検出 |
検出 |
80H |
カウント一致0 |
不一致 |
一致 |
100H |
カウント一致1 |
不一致 |
一致 |
例)サンプリング機能搭載のデバイスでCntStatus が「9H」(10進数でも「9」)のとき 「A相入力」が High で、かつ「汎用入力」が High になっており、その他のステータスは上の表の「0のとき」の状態です
・サンプリング機能搭載タイプ以外のカウンタデバイスの場合 16進表記のビット単位で以下の意味を持ちます
値 |
ステータス |
意味 |
|
0のとき |
1のとき |
||
1H |
A相入力 |
0を検出 |
1を検出 |
2H |
B相入力 |
0を検出 |
1を検出 |
4H |
Z相入力 |
0を検出 |
1を検出 |
8H |
汎用入力 |
0を検出 |
1を検出 |
10H |
カウント方向 |
アップカウント |
ダウンカウント |
20H |
未使用 |
- |
- |
40H |
未使用 |
- |
- |
80H |
カウント一致 |
不一致 |
一致 |
100H |
未使用 |
- |
- |
例)サンプリング機能搭載タイプ以外のデバイスでCntStatus が「81H」(10進数では「129」)のとき 「A相入力」が 1 で、かつ「カウント一致」が 一致 になっており、その他のステータスは上の表の「0のとき」の状態です
・デジタルデバイスのカウンタ入力(CPSN-DI-16BCL)の場合 16進表記のビット単位で以下の意味を持ちます
値 |
ステータス |
意味 |
|
0のとき |
1のとき |
||
1H |
比較一致 |
不一致 |
一致 * |
2H |
Carry |
未検出 |
検出 * |
それ以降 |
未使用 |
- |
- |
・デジタルデバイスのカウンタ入力(DIO-0404LY-WQ)の場合 16進表記のビット単位で以下の意味を持ちます
値 |
ステータス |
意味 |
|
0のとき |
1のとき |
||
1H |
未使用 |
- |
- |
2H |
Carry |
未検出 |
検出 * |
4H |
カウンタ動作状態 |
停止 |
動作中 |
それ以降 |
未使用 |
- |
- |
* これらのステータスはリードクリアですので、条件を満たすと値(1)が保持され、このVIを一度実行した時点で値が 0 に戻ります
例)DIO-0404LY-WQ で、CntStatus が「6H」(10進数では「6」)のとき 「Carry
を検出」しており、かつ「カウンタ動作中」です
また、Carry はリードクリアですので、そのまま再度このVIを実行すると CntStatus が「4H」(10進数では「4」)になります
※カウンタが最大値(FFFFFFH または FFFFFFFFH)からアップカウントして 0H になることをキャリー、0H からダウンカウントして最大値(FFFFFFH または FFFFFFFFH)になることをボローといいます
CounterError |
カウンタ入力のエラーを 3 要素のクラスタで取得します
■要素1: AI_error
2相入力設定において、A相とB相が同時に変化した場合、このブール値がTrueになります
■要素2: FLT_error
デジタルフィルタ設定時間よりも高速な信号(A相、B相)が入力した場合、このブール値がTrueになります
■要素3: ALM_error
差動入力使用時に断線が検出された場合、このブール値がTrueになります
終端抵抗ONの設定時のみ有効です