状態
⑤ アナログ出力 [ao_status.vi]

 

 連続したアナログ出力のステータスを確認する場合に選択します

 


IN/OUT 端子レイアウト

 


出力端子

AoSamplingCount

現在の 1Ch あたりのサンプリング回数を取得します

例)2Ch で 500 回のサンプリングを行い、データが 1000 個ある場合 AiSamplingCount は 500 になります

 

AoRepeatCount

現在のリピート回数を取得します

※リピート動作が使用できないデバイスの場合、取得できる値は「0」になります。

 

AoStatus

現在のアナログ入力ステータスを取得します
16 進表記のビット単位で以下の意味を持ちます

ステータス

意味

00000001H

デバイス動作中

「開始」実行から、設定回数終了、エラーによる停止、「停止」実行による停止までの間このステータスが ON になります

開始トリガ待ち、リピート動作中もこのステータスは ON です

 

00000002H

開始トリガ待ち

「トリガ設定」が外部トリガの場合に、「開始」実行後、トリガ条件が成立するまでの間このステータスが ON になり、変換を開始すると OFF になります

リピートによる繰り返し動作を設定している場合も、トリガ待ちの状態になるたびにこのステータスが ON になります

 

00000010H

指定サンプリング

回数出力

「タイミング設定」の AoMemoryType により動作が異なります

FIFOメモリの場合

バッファの残データ(未出力データ)が「開始」の AoSamplingTimes で設定したサンプリング回数分まで減少したとき ON になります

(RING メモリの場合と異なり「出力した回数」ではありません)

このステータスが ON の状態でデータを書き込み、バッファの残データが指定回数分を超えると OFF に戻ります

RINGメモリの場合

「開始」の AoSamplingTimes で設定したサンプリング回数の出力を行ったところで ON になります

 

「開始」を実行するか、上級関数の AioResetDevice_i.vi で OFF になります

「開始」の AoSamplingTimes に 0 を指定すると、このステータスは常に OFF のままになります

00020000H

サンプリング

クロックエラー

変換速度が速すぎると発生するエラーで、変換は停止し、ステータスが ON になります

「開始」を実行するか、上級関数の AioResetDevice_i.vi で OFF になります

 

00040000H

DA 変換エラー

このステータスは通常 OFF ですが、何らかの問題が発生した場合に ON になります

ON になった場合、デバイスが故障している可能性もあります

問題が解決しない場合は、「お問い合わせ」に記載の窓口へご相談ください

00080000H

ドライバ

スペックエラー

ドライバでの処理が間に合わない場合に発生するエラーです

ドライバメモリからデバイスのバッファへのデータ転送が間に合わないため発生します

(ドライバ処理時間は環境により異なります)

このエラーはサンプリングクロックエラーと同時に発生します

例)AoStatus が「11H」(10 進では「17」)のとき 「デバイス動作中」かつ「指定サンプリング回数出力」が ON になっています

 

AoRemainSamplingTimes

現在のメモリに残っているデータ量(1Chあたりのサンプリング回数)を取得します