連続したアナログ入力のステータスを確認する場合に選択します
AiSamplingCount |
現在の 1Ch あたりのサンプリング回数を取得します
例)2Ch で 500 回のサンプリングを行い、データが 1000 個ある場合 AiSamplingCount は 500 になります
AiRepeatCount |
現在のリピート回数を取得します
※リピート動作が使用できないデバイスの場合、取得できる値は「0」になります。
AiStatus |
現在のアナログ入力ステータスを取得します
16 進表記のビット単位で以下の意味を持ちます
値 |
ステータス |
意味 |
00000001H |
デバイス動作中 |
「開始」実行から、設定回数終了、エラーによる停止、「停止」実行による停止までの間このステータスが ON になります 開始トリガ待ち、遅延サンプリング、リピート動作中もこのステータスは ON です
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00000002H |
開始トリガ待ち |
「トリガ設定」が外部トリガ、レベル比較、レンジ比較のいずれかの場合に、「開始」実行後、トリガ条件が成立するまでの間このステータスが ON になり、変換を開始するとOFF になります リピートによる繰り返し動作を設定している場合も、トリガ待ちの状態になるたびにこのステータスが ON になります |
00000010H |
指定サンプリング 回数格納 |
メモリに格納された変換データが「開始」の AiSamplingTimes で設定したサンプリング回数分に達したとき ON になります FIFO メモリの場合、このステータスが ON の状態で「読み取り」を実行し、バッファのデータ量が指定回数分未満になると OFF に戻ります 「開始」を実行するか、上級関数の AioResetDevice_i.vi で OFF になります 「開始」の AiSamplingTimes に 0 を指定すると、このステータスは常に OFF のままになります |
00010000H |
オーバーフロー |
変換データがバッファに収まりきらない時に ON になります このとき、FIFO メモリの場合は変換が停止します RING メモリの場合は変換を継続し、古いデータから上書きされます 「開始」を実行するか、上級関数の AioResetDevice_i.vi で OFF になります |
00020000H |
サンプリング クロックエラー |
変換速度が速すぎると発生するエラーで、変換は停止し、ステータスが
ON になります |
00040000H |
AD 変換エラー |
通常このステータスは OFF ですが、何らかの問題が発生した場合に ON になります ON になった場合、デバイスが故障している可能性もあります |
00080000H |
ドライバスペックエラー |
ドライバでの処理が間に合わない場合に発生するエラーです ドライバメモリを使用するデバイスの場合、変換には[デバイスの変換速度+ドライバ処理時間]
が必要になります このエラーはサンプリングクロックエラーと同時に発生します |
例)AiStatus が「11H」(10 進では「17」)のとき 「デバイス動作中」かつ「指定サンプリング回数格納」が ON になっています
AiStopTriggerCount |
停止トリガ入力時の 1Ch あたりのサンプリング回数を取得します
※CPS-AI-1608LI, CPS-AI-1608ALIでは停止トリガ入力時のサンプリング回数を取得できないため、取得できる値は「0」になります。
FIFOメモリで長時間の連続サンプリングを行う場合、ある程度の周期で「読み取り」を実行しないと、デバイスやドライバが保持できるデータ量を超えてサンプリングが停止してしまいます。(オーバーフロー) この読み取り周期に、「指定サンプリング回数格納」(00000010H)ステータスを利用できます。 サンプル InfiniteAi.vi のように周期的に全データを読み取る方法もありますが、毎回一定のデータ量を読み取りたい場合には、こちらの方法もお試しください。
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