読み取り
⑤ DIサンプリング [read_di_samp.vi]

 

 デジタル入力のサンプリングデータを取得する場合に選択します

 


IN/OUT 端子レイアウト

 


入力端子

DiSamplingTimes

初期値: 1000

読み取るデータ数をサンプリング回数で指定します

 

Timeout

「-1」設定可

初期値: 10000

読み取りタイムアウト時間を指定します。単位はミリ秒で、初期値は10,000(10秒)です
DiSamplingTimesで指定したデータ個数が存在しない場合、データが溜まるまでVI内で待機します

また、Timeoutの指定時間が経過すると、その時点で読み取れるデータ個数を読み取ります

この値に「0」を指定すると、このVIは待機せずにデータを読み取ります
「-1」を指定すると、指定個数のデータが溜まるまで待機し続けます

この入力端子の「-1」指定は他のVIと意味合いが異なりますのでご注意ください

 

出力端子

DiData

読み取ったデータを配列(1D配列)に取得します

サンプリングデータは、全入力ビットの入力を1つのデータ(U32)として取得します
 例)入力ビット0と7のみON(1)の場合、データは2進数で「10000001」ですので、取得できる値は10進数で 129 になります

 

DiDataNum

読み取ったデータ個数を取得します
DiSamplingTimesで指定したデータ個数が存在すれば、同じ値になります

Timeoutに0を指定した場合やタイムアウトした場合、実際に読み取れたデータ個数を返します

 

DiSamplingReadStatus

サンプリングデータの読み取りステータスを取得します

ステータス

意味

0

正常終了

DiSamplingTimesで指定したデータ数を読み取ったことを示します

1

データ数不足

Timeoutに0を指定時、DiSamplingTimesで指定したデータ数が存在せず読み取れなかったことを示します

2

タイムアウト

Timeoutに1以上の待機時間を指定時、指定時間待機してもDiSamplingTimesで指定したデータ数が溜まらなかったことを示します
この場合、取得できる分だけデータを取得します

3

オーバーフロー

DAQ-LV-WINで確保しているバッファがオーバーフローしたことを示します
収集したデータはすべて破棄され、読み取ることはできません

4

エラー

読み取り中に何らかのエラーが起こったことを示します