タイミング設定
③ アナログ入力 [ai_timing.vi]

 

 連続したアナログ入力を行う場合に選択します

 


IN/OUT 端子レイアウト

 


入力端子

AiClockType

「-1」設定可

初期値: 0 (内部クロック)

クロックの種類(内部クロック/外部クロック)を指定します

0: 内部クロック
1: 外部クロック

 

AiSamplingClock

「-1」設定可

初期値: 1000 (μSec)

内部クロックの早さをμSec 単位で指定します
※設定可能なクロックの範囲は、デバイスにより異なります。「デバイス別設定一覧」をご参照ください

 

AiRepeatTimes

「-1」設定可

初期値: -1 (変更しない)

リピート回数を指定します
リピート動作とは、サンプリング開始から停止までの一連の動作を複数回繰り返すことです

0  : リピート動作を無限に繰り返します
1  : リピート動作を行いません(1 回のサンプリングで終了します)
2~: 指定回数分のリピート動作を行います

※初期状態で未接続の場合、1 を指定した場合と同じで、リピート動作を行いません

※AIO-163202FX-USB 以外の USB デバイスは、リピートを動作を行えません。 -1 を指定して設定をキャンセルするか、1 を指定してください

※リピート動作の可否や、設定可能なリピート回数の上限はデバイスにより異なります。デバイス別設定一覧」をご参照ください

 

AiClockEdge

「-1」設定可

初期値: -1 (変更しない)

外部クロックのエッジ(立ち上がり/立ち下がり)を指定します

0: 立ち下がりエッジ
1: 立ち上がりエッジ

※初期状態で未接続の場合、0 を指定した場合と同じで、立ち下がりエッジ設定になります

※設定可能な外部クロックのエッジは、デバイスにより異なります。「デバイス別設定一覧」をご参照ください

 

AiMemoryType

「-1」設定可

初期値: 0 (FIFO)

メモリのタイプ(FIFO メモリ/RING メモリ)を指定します

0: FIFO
1: RING

メモリのタイプ(FIFO/RING)について

アナログ入出力デバイスのデータ格納用メモリは、FIFOとRINGの 2 つの形式で利用できます。
通常はFIFOでの利用が多いですが、用途によってはRINGでの利用になります。
各形式の特徴、使い分けは以下の表をご参考ください。

アナログ入力時

FIFO

RING

向いているデータ収集

全データを取得

停止トリガ前後のデータを取得

メモリが一杯になったとき

オーバーフローで停止

古いデータを上書き

 

アナログ出力時

FIFO

RING

データセットのタイミング

出力開始後、動作中にデータを追加する

出力前に全データが決まっている

同じデータを繰り返し出力する

セットしたデータを出しきったとき

停止

繰り返し出力も可能

 

 

AiScanClock

「-1」設定可

初期値: -1 (変更しない)

スキャンクロック(チャンネル間遅延時間)をμSec 単位で指定します
複数チャンネルでアナログ入力を行う場合、各チャンネルで取得するアナログ入力データには、この設定分の時間差が生じます

※初期状態で未接続の場合、各デバイスの最小値(最速)での動作となります

※スキャンクロックの設定可否や、設定可能な値の範囲はデバイスにより異なります。「デバイス別設定一覧」をご参照ください

 

AiStopDelayTimes

「-1」設定可

初期値: -1 (変更しない)

遅延サンプリングの回数を指定します
遅延サンプリングとは、サンプリング停止条件が成立した後に行うサンプリングのことで、ストップ設定が「ソフトウェア」以外の場合に利用できます

※初期状態で未接続の場合、0 を指定した場合と同じで、遅延サンプリングを行いません

 

初期値で動作させる

各入力端子の設定には初期値があります。
例えば、メモリのタイプを指定する「AiMemoryType」の初期値は「0(FIFO)」ですので、FIFOメモリを使用する場合、「AiMemoryType」は特に設定の必要はありません。