Advancedモードにおける、入力タスク設定画面を説明します。
本画面では、Basicモードの内容に加え、連続モードでのデータ連携数やタスク優先度を設定可能です。
①タスク番号
設定されたタスクの番号を示します。タスク設定は、最大100種類(0~99) まで作成可能です。
②入力タスク名
タスク名称を設定可能です。
③デバイス
デバイス設定に登録したデバイス名を選択可能です。
④アクセスタイプ
デバイスからデータを取得する方法を選択します。デバイスによって、選択可能な項目が異なります。
また、サンプリング設定が有効なデバイスでは、サンプリング設定で設定された取得方法(電圧/電流もしくはバイナリ値)のみが表示されます。
項目 |
対象デバイス |
説明 |
Analog |
AIOデバイス |
アナログ入力(電圧値/電流値)をチャネル単位で指定します。 |
AnalogBinary |
AIOデバイス |
アナログ入力(バイナリ値)をチャネル単位で指定します。 |
Count |
CNTデバイス |
カウンタ値をチャネル単位で指定します。 |
DigitalBit |
AIOデバイス/DIOデバイス |
デジタル入力をビット単位で指定します。 |
DigitalPort |
AIOデバイス/DIOデバイス |
デジタル入力をポート単位(8ビット単位)で指定します。 |
DigitalOutBit |
DIOデバイス |
デジタル出力状態をビット単位で指定します。 |
DigitalOutPort |
DIOデバイス |
デジタル出力状態をポート単位(8ビット単位)で指定します。 |
⑤チャネル/ビット/ポート
④で指定した連携単位の指定方法を選択します。
項目 |
説明 |
#input |
右欄にある入力欄を用いて入力します。 |
DncTextBox |
フォーム上に存在するDncTextBoxのTextプロパティを使用します。 ユーザーがアプリ起動中に取得データを変更したい際などにご使用ください。 DncTextBoxのTextプロパティは、DncDaqのInit時に参照されます。 ※Init後にDncTextBoxのText内容を修正してもDncDaqには反映されません。 |
入力時においては、「0」や「1」といった数値の入力や、「0,1,3」といったカンマ区切りでの指定、「0-3」等のハイフンでの連番指定が可能です。
許可もしくは禁止されている内容については、チャネル/ビット/ポート指定時の入力規則 を参照ください。
入力データの連携先を指定します。連携先は以下より選択可能です。
項目 |
説明 |
Button |
Buttonコントロールにデータ連携します。 (DigitalBit/Port、DigitalOutBit/Port時のみ選択可能) |
DataSet |
DataSetコントロールにデータ連携します。 |
FFT ※1 |
FFTコントロールにデータ連携します。(Analog時のみ選択可能) |
Graph |
Graphコントロールにデータ連携します。 (Analog、AnalogBinary時のみ選択可能) |
Label |
Labelコントロールにデータ連携します。 |
Lamp |
Lampコントロールにデータ連携します。 (DigitalBit/Port、DigitalOutBit/Port時のみ選択可能) |
Level ※2 |
Levelコントロールにデータ連携します。(Analog、AnalogBinary、Count時のみ選択可能) |
Meter ※2 |
Meterコントロールにデータ連携します。(Analog、AnalogBinary、Count時のみ選択可能) |
TaskValue |
タスクのValueに値を格納します。 入力方法によって、TaskValueの格納先が異なります。 Analog :TaskValueFloat AnalogBinary :TaskValueInt DigitalBit/Port :TaskValueByte DigitalOutBit/Port :TaskValueByte Count :TaskValueUInt |
TextBox |
TextBoxコントロールにデータ連携します。 |
WriteFile |
WriteFileコントロールにデータ連携します。 |
#OUT-TaskValue |
OutputタスクのTaskValueに格納します。 入力値を出力値に使用したい場合にご使用ください。 |
※1 AIOデバイスのサンプリング機能が有効な場合は、DaLinkNumはAllを選択できません。データ連携数は2のべき乗を選択してください。
※2 Analog、AnalogBinary選択時に、AIOデバイスのサンプリング機能が有効な場合は選択できません。
⑦タスク番号
⑥入力先で「#OUT-TaskValue」を選択した際に有効になります。
入力したデータを格納する、出力タスク番号を指定下さい。
※入力データと、出力タスクで指定しているデータ種が異なる場合はエラーとなります。
データを入力するタイミングを指定します。以下の項目に加え、タイミング設定で設定した内容を選択可能です。
項目 |
説明 |
Init |
InitModeの自動初期化が有効の時はアプリ起動時、無効のときはInit実行時に入力を行います。 |
Exit |
アプリケーション終了、またはExitメソッド実行時に入力を行います。 |
Timing_XX |
タイミング設定で設定した内容を選択します。XX部分には、No.が入ります。(00-99) |
⑨データ連携数
サンプリング設定が有効なデバイスで、「Analog」もしくは「AnalogBinary」を選択しているときのみ有効となります。
タスクに格納されたデータを連携する個数を設定します。
ALLが選択されている場合は、バッファ内全てのデータを連携します。
また、データ数を指定している状態で、タスクバッファ内データが指定数より少ない場合は、データ連携はされず、次のタイミングで再度タスクバッファ内を確認します。
DIOデバイス、および、CNTデバイスの場合、選択できません。
⑩タスク優先度
同じタイミングにタスクを実行する場合における、各タスクNo.の優先度を1-9で指定します。
「-」を選択している場合や同じ優先度を指定している場合は、未指定となります。
実行イメージは、以下を参照ください。
⑪有効
設定した入力設定の有効/無効を選択可能です。