modbus_new_rtu

機能

通信するスレーブデバイスと接続するCOMポートを指定し、ボーレート、パリティ等を設定し、Modbus/RTUとして初期化を行います。

書式

ctx = modbus_new_rtu( device , baud , parity , data_bit , stop_bit )

引数

device [ VB.NET： String ] [ C, C++： char * ] [ C#： string ] [ Python：ctypes.c_char_p ]

Modbusスレーブと通信するシリアルポート（COMポート）を指定して下さい。

COM番号において、10番以上を使用する場合は、"\\\\.\\COM10"のような形式で指定して下さい。

詳細は以下を参照ください。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/win32/fileio/naming-a-file?redirectedfrom=MSDN

baud[ VB.NET： Integer ] [ C, C++： int ] [ C#： int ] [ Python： ctypes.c_long ]

ボーレートを指定して下さい。

parity [ VB.NET： Sbyte ] [ C, C++： char  ] [ C#： sbyte ] [ Python： ctypes.c_char ]

パリティを以下で指定下さい。

data_bit[ VB.NET： Integer ] [ C, C++： int ] [ C#： int ] [ Python： ctypes.c_int ]

データビットを5-8で指定下さい。

stop_bit[ VB.NET： Integer ] [ C, C++： int ] [ C#： int ] [ Python： ctypes.c_int ]

ストップビットを1-2で指定下さい。

戻り値

ctx [ VB.NET： IntPtr ] [ C, C++： modbus_t * ] [ C#： IntPtr ] [ Python： ctypes.POINTER(modbus_t) ]

成功時はmodbus_t構造体のポインタアドレスが入ります。

失敗時にはNULLが入ります。errnoには下記のエラーが格納されます。

説明

通信するスレーブデバイスと接続するCOMポートを指定し、ボーレート、パリティ等を設定し、Modbus/RTUとして初期化を行います。

使用例

COM1ポート、ボーレート 115200bps、パリティ無し、データビット8、ストップビット1を指定する例です。