Linuxドライバ共通FAQ

Q:ドライバのmakeに失敗します。

A-1:
ドライバ仕様 にて、対応アーキテクチャやディストリビューションであることを確認してください。

A-2:
ドライバのmakeには、Linuxのカーネルヘッダが必要になります。
事前にカーネルヘッダのインストールを行ってください。

A-3:
Raspberry Pi OS May 2023以降の32bitをRaspberry Pi 4 Model Bへインストールすると、OSデフォルト設定では64bitモードとなります。
このため、make時にエラーが発生したり、デバイスドライバによってはmake時にエラーが発生しなくても、デバイスドライバが正常に動作しないことがあります。
弊社での動作確認は32bitモードで行っております。
32bitモードで動作するには、「/boot/firmware/config.txt」(*1)に「arm_64bit=0」を追加します。その後、OSを再起動してください。
*1:環境によって/boot/config.txtになります

詳細は、https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/config_txt.html#arm_64bit を参照ください。

Q:ドライバのロードに失敗します。

A:
PCのBIOS設定において、セキュアブートが有効になっているとドライバのロードに失敗する場合がございます。
ドライバ起動スクリプト実行時に以下のようなエラー表示される場合、セキュアブートを無効にして再度お試しください。

ドライバ起動スクリプト実行時エラー例