基本的なプログラミング

プログラミングをおこなうために、一番簡単な方法は、まずサンプルプログラムを実行して、動作を確認することです。動作が確認できたら、サンプルプログラムのコードを参照して、使用している関数などを調べます。

関数の使い方は[各ドライバーのリファレンス]-[関数リファレンス]に記載されています。関数リファレンスには、簡単な設定例もあります。

ここでは、基本的なプログラミングの流れを説明します。(Visual C++の例で紹介しますが、他の言語でも同様です)

ドライバーの初期化/終了

API関数ライブラリでは、ボードにアクセスするために、デバイスドライバを使用しています。その為、デバイスドライバを使用するために初期化を、使い終わったら終了処理をおこないます。

Visual C++を使用する例

long Ret;                         // 戻り値
char DeviceName[256];     // デバイス名を格納

char ProductName[256];   // 製品名を格納

 

// 初期化

strcpy(DeviceName, "");                           // 使用するデバイスを自動的に決定します

Ret = TimInit(DeviceName, ProductName);

 

// 1msウェイト

Ret = TimWait(1000);

 

// 終了処理

Ret =TimExit();

 

※ここでは説明のために、TimInit → TimWait → TimExitのように記述していますが、実際には、使用開始時にTimInitを、終了時(通常アプリケーションを終了するとき)にTimExitを1度だけおこないます。

 

 

イベントの通知

イベントは、ウィンドウメッセージもしくは、コールバック関数呼び出しとしてアプリケーションに通知されます。

例えば、インターバルタイマなどです。

Visual Basicではメッセージを受け取る為に、ActiveXコントロール(Cmessage.ocx) を使って、イベントとして取得することができます。

 

同梱されているActiveXコントロール 「CONTEC ACX Timer Control」をご使用ください。

このActiveXコントロールを使用すると、API関数を使わずに簡単にタイマ機能を利用することができます。