デジタルクロックパフォーマンス

デジタルクロックパフォーマンスは、連続動作可能なクロック速度を測定できます。
予め指定したクロック速度を厳守している期間が、経過時間に表示されます。

各関数の実行速度が知りたい場合は、実行速度測定プログラムを利用してください。

外観

 

使用手順

1.設定パラメータ内の項目に所定の値を入力、もしくは、選択します。

2.「測定開始」ボタンを押すと、設定パラメータにしたがって測定を開始します。

3.「測定停止」ボタンを押すと、測定を停止します。

4.「閉じる」ボタンを押すと、デジタルクロックパフォーマンスが終了します。

 

パラメータ

概要

プログラム格納フォルダー名

\CONTEC\API-TOOL\DIOWDM\Utility\

プログラム名

DigitalClockPerformance.exe

設定パラメータ

デバイス名

測定するデバイスを選択

デバイスマネージャで登録されているデバイスが選択できます。

入出力方向

入力 または 出力 を選択

入力を選択すると、デジタル入力処理のテストができます。

出力を選択すると、デジタル出力処理のテストができます。

開始時クロック

1以上の任意整数

クロックをnsec単位で指定します。

設定可能範囲外の値を指定した場合、測定時にエラーが発生します。

NG時クロック加算値

1以上の任意整数

エラーが発生した時、開始時クロックに加算する値を指定します。

バッファサイズ

1以上の任意整数

[データ個数]単位で指定します。

イベント発生間隔

1以上の任意整数

[転送回数]単位で指定します。

測定情報

現在のクロック

(指定できません)

測定開始時は、「開始時クロック」が表示されます。

エラーが発生する場合、「NG時クロック加算値」が反映された現在のクロックが表示されます。

経過時間

(指定できません)

測定開始からの経過時間が表示されます。

変換エラーが発生する場合、経過時間は、00:00:00に戻ります。

イベント発生回数

(指定できません)

測定開始から発生したイベント数が表示されます。

 

実測値

  下表の実測値は、当社で動作保障する値ではありません。あくまでも、参考データです。
  実測値は、PCやOSの構成によって異なります。

デバイス型式

入出力方向

搭載チャネル数

実測値

DIO-32DM3-PE

入力

32ビット

0.153[μsec]

DIO-32DM3-PE

出力

32ビット

0.160[μsec]

測定環境:

PC: CPU 12th Gen Intel(R) Core(TM) i5-12400   2.50 GHz, Chipset Intel(R) B660, Memory Size: 16.0 GB (15.8 GB 使用可能)
OS: Windows 11 Professional (23H2) 64bit

判定基準:

イベント発生間隔:100msec以下
経過時間:1時間以上