診断プログラムは、デジタル入出力や割り込み機能の動作確認を行うことができるユーティリティソフトです。
デバイスドライバのインストール状況や診断結果をレポート出力することもできます。
診断プログラムを起動するには、デバイスマネージャーのプロパティ画面で [診断] ボタンをクリックしてください。
デジタル入力の状態が [入力ポート] に表示されます。
割り込み機能を持つデバイスの場合には、[割り込み] にビット0~ビット3の割り込み検出回数が表示されます。
対象デバイスに入力ポートが無い場合、[入力ポート] はグレーアウトします。
入出力方向を設定できるデバイスをご使用の場合は、動作確認を行うポートを [入出力設定] で [入力] に設定してください。
デジタル出力の状態が [出力ポート] に表示されます。
[出力ポート] はスイッチになっており、該当ビットをクリックすることで出力のON/OFFを切り替えることができます。
また、対象デバイスの出力状態をエコーバックで取得して表示しています。
対象デバイスに出力ポートが無い場合、[出力ポート] はグレーアウトします。
入出力方向を設定できるデバイスをご使用の場合は、動作確認を行うポートを [入出力設定] で [出力] に設定してください。
双方向デジタル入出力デバイスの場合、入出力方向をソフトウェアで設定できます。
双方向デジタル入出力デバイスには、3つのタイプがあります。
製品のタイプに応じて、入出力設定をしてください。
入出力方向を誤って信号ケーブルを接続すると、デバイスが故障することがあります。
入出力設定後は、利用デバイスのハードウェアマニュアルを参照し、ポートへの信号端子を確認の上、適切に信号ケーブルを配線してください。
製品タイプ |
代表の製品型式 |
概要 |
i8255タイプ |
48ビット製品例: DIO-48DX-USB
96ビット製品例: DIO-96D-LPE |
・デバイスには、複数のi8255モード0のICチップが搭載されています。 48ビット製品:チップ番号 1~2 ・1つのi8255モード0のICチップには、3ポート(24ビット)のデジタル入出力機能が搭載されています。 この3つのポートはそれぞれ、ポートA、ポートB、ポートCと呼ばれます。 ・各ポートと、デバイス上の信号端子との関係は以下の通りです。 ポートAは、信号端子 PA0~PA7 ・各ポートと、論理ポートの関係は以下の通りです。 ポートAは、論理ポート0 |
24DYタイプ |
DIO-24DY-USBなど |
・3ポート(24ビット)のデジタル入出力機能が搭載されています。 この3つのポートはそれぞれ、ポートA、ポートB、ポートCと呼ばれます。 ・各ポートと、デバイス上の信号端子との関係は以下の通りです。 ポートAは、信号端子 PA0~PA7 ・各ポートと、論理ポートの関係は以下の通りです。 ポートAは、論理ポート0 ・入出力設定内の「チップ番号」は、1固定となります。 |
32DMタイプ |
DIO-32DM2-PE |
・4ポート(32ビット)のデジタル入出力機能が搭載されています。 この4つのポートはそれぞれ、DIOA、DIOB、DIOC、DIODと呼ばれます。 ・入出力設定内のDM設定は、以下のいずれかを選択します。 入力32:32点入力 ・各ポートと、デバイス上の信号端子との関係は以下の通りです。 DIOAは、信号端子 DIOA00~DIOA07 ・各ポートと、論理ポートの関係は以下の通りです。 DIOAは、論理ポート0 |
デバイスドライバのインストール状況や診断結果をテキストファイルに出力することができます。
[診断レポート表示] ボタンをクリックしてください。
診断実行による誤動作を防ぐため、診断レポートの出力はデバイスからケーブルを取り外して行います。
ケーブルが接続されたまま外部入力がある場合、入力チェック:NGとなります。
実行後には下図のようなレポートが出力されます。
ご使用デバイスに関する技術的なお問い合わせの際には、こちらの診断レポートファイルをお送りください。