Visual Basic.NET(以下、VB.NETと呼びます) の機能としてイベントメッセージルーチンを使用する方法です。
WndProcを使用する場合、アプリケーションに関する全てのイベントが発生するたびに
イベントメッセージルーチンが呼ばれます。
VB.NETでWndProcを用いる場合、コードの自動生成機能がありませんので、
イベントメッセージルーチンに関わる部分は手動で記述してください。
以下の手順で関数を作成してください。
関数の宣言
System.Windows.Forms 名前空間のクラス内の構造体Messageを用いると、システムからアプリケーションやコントロールに送られるメッセージに関する情報を取得できます。
Protected Overrides Sub WndProc(ByRef
m As System.Windows.Forms.Message)
処理の記述
例:"トリガ状態変化検出"と出力する場合
If m.Msg = DIOM_TRIGGER Then
Text_ErrorString.Text = "トリガ状態変化検出"
End If
ベースクラスのWndProc処理
WndProc関数を使用した後はこの処理を行います。
MyBase.WndProc(m)
1~3を合わせると、イベントメッセージルーチンは以下のような形になります。
Protected Overrides Sub WndProc(ByRef
m As System.Windows.Forms.Message)
If m.Msg = DIOM_TRIGGER Then
Text_ErrorString.Text
= "トリガ状態変化検出"
End If
MyBase.WndProc(m)
End Sub
イベントを使用するためには、アプリケーションのウィンドウハンドルをドライバーに設定する必要があります。
イベントの設定には以下の関数を使用します。
トリガ監視 |
DioNotifyTrg |
割り込み入力 |
DioNotifyInterrupt |
これらのイベント設定関数で、パラメータhWndにウィンドウハンドルを指定します。
Visual Basic.NETでは.NET Frameworkクラスライブラリクラス内のメンバ変数Handleがウィンドウハンドルを所持していますので、このメンバ変数をそのまま指定してください。
Ret = DioNotifyTrg ( Id , 0 , 2 , 1000 , Handle ) |
Ret = DioNotifyInterrupt ( Id , 0 , 2 , 1000 , Handle ) |