DioDmSetCountCallBackProc


機能

DioDmSetCountEvent関数で設定した指定個数転送完了のイベントが発生した場合に呼び出されるコールバック関数を登録します。

書式

Ret = DioDmSetCountCallBackProc ( Id , CallBackProc , Param )

引数

Id [ VB.NET: Short ][ C, C++: short ] [ C#: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。

CallBackProc [ VB.NET: IntPtr ] [ C, C++: long * ] [ C#: IntPtr ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
コールバック関数のアドレスを指定します。
NULLを指定するとコールバックによる通知設定をクリアします。

Param [ VB.NET: IntPtr ] [ C, C++: void * ] [ C#: void * ] [ Python: ctypes.c_void_p ]
コールバックに渡すパラメータのアドレスを指定します。パラメータが必要ない場合は、NULLを指定してください。

戻り値

Ret [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: long ] [ C#: int ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

[Dec]

意味

DIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

DIO_ERR_SYS_RECOVERED_FROM_STANDBY

7

スタンバイモードから復帰したため、DioResetDevice関数を実行してください

DIO_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバーを呼び出せません(デバイスI/Oコントロールに失敗)。

DIO_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED

20001

このデバイスではこの関数は使用できません。

その他のエラー(参照:エラーコード詳細

初期値

なし

説明

この関数を使用してコールバック関数の登録を行うことで、指定個数転送完了イベントが発生した際にコールバック関数が呼び出されます。コールバック関数の動作はイベントと似ていますが、イベントと異なりウィンドウハンドルを必要としないため、ウィンドウを持たないアプリケーションでも使用できます。

使用例

DioDmSetCountEvent関数用コールバック関数を登録します。

VB.NET

VisualBasic.NETでご使用の際の注意点を参照してください。
 

C, C++

long Ret;
Ret = DioDmSetCountCallBackProc ( Id , CallBackProc , this );
 

C#

VisualC#.NETでご使用の際の注意点を参照してください。
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
Ret.value = cdio.DioDmSetCountCallBackProc ( Id , CallBackProc , 0 )
 

関連項目

DioDmTransferStart DioDmSetCountEvent


コールバック関数

書式

Ret = CallBackProc ( Id , wParam , lParam , Param )

引数

Id [ VB.NET: Short ] [ C, C++: short ] [ C#: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
ドライバーからパラメータが渡されます。現在は使用しません。

wParam [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: WPARAM ] [ C#: int ] [ Python: ctypes.wintypes.WPARAM ]
LOWORD(wParam)=DioInit関数で取得したID

lParam [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: LPARAM ] [ C#: int ] [ Python: ctypes.wintypes.LPARAM ]
LOWORD(lParam)=転送方向 DIODM_DIR_IN もしくは、DIODM_DIR_OUT
※HIWORD、LOWORDは、それぞれ上位ワード、下位ワードを表します。

Param [ VB.NET: IntPtr ] [ C, C++: void * ] [ C#: void * ] [ Python: ctypes.c_void_p ]
DioSetTrgCallBackProc関数に指定したパラメータが渡されます。パラメータにNULLが指定された場合、ここにはNULLが格納されます。"DIO000"のようにデバイス名を指定すれば、どのデバイスに対するイベントか判断することができます。

戻り値

なし