DioDmFifoReset


機能

FIFOのリセットを行ないます。

書式

Ret =DioDmFifoReset ( Id , Reset )

引数

Id [ VB.NET: Short ] [ C, C++: short ] [ C#: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。

Reset [ VB.NET: Short ] [ C, C++: short ] [ C#: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
リセットする内容を指定してください。リセット内容は以下のビットの論理和で指定してください。

定義

[Hex]

意味

DIODM_RESET_FIFO_IN

0x02

入力のFIFOをリセットします。

DIODM_RESET_FIFO_OUT

0x04

出力のFIFOをリセットします。

戻り値

Ret [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: long ] [ C#: int ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

[Dec]

意味

DIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

DIO_ERR_SYS_RECOVERED_FROM_STANDBY

7

スタンバイモードから復帰したため、DioResetDevice関数を実行してください

DIO_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバーを呼び出せません(デバイスI/Oコントロールに失敗)。

DIO_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED

20001

このデバイスではこの関数は使用できません。

DIO_ERR_SYS_RESET

21007

リセット内容が設定範囲外です。

その他のエラー(参照:エラーコード詳細

初期値

なし

説明

バスマスター転送を行なった後の状態として、ボード内のFIFOにデータが残る場合があります。
FIFOにデータが残っていると、予定したデータが入出力できない可能性がありますので、転送開始前にはFIFOをリセットしてください。

使用例

入力転送に対して、FIFOのリセットを行ないます。

VB.NET

Dim Ret As Integer
Ret = DioDmFifoReset ( Id , DIODM_RESET_FIFO_IN )
 

C, C++

long Ret;
Ret = DioDmFifoReset ( Id , DIODM_RESET_FIFO_IN );
 

C#

int Ret;
Ret = dio.DmFifoReset ( Id , (short)CdioConst.DIODM_RESET_FIFO_IN );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
Ret.value = cdio.DioDmFifoReset ( Id , cdio.DIODM_RESET_FIFO_IN )
 

関連項目

DioDmTransferStart