コールバックルーチンの作成
コールバック関数の作成
コールバック関数は次の書式になります。関数名は任意です。
public void CallBackProc(short Id, int wParam, int lParam, void *Param);
ポインタを扱うメソッドの場合、unsafe キーワードが必要になります。
作成されたコールバックルーチンに、unsafe キーワードを追加してください。
unsafe public void CallBackProc(short Id,
int wParam, int lParam, void *Param)
{
・
・
・
デリゲートの使用
Visual C#で関数ポインタを扱うには、デリゲートを使用します。
各コールバックルーチン用のデリゲート宣言は、CcntCs.csファイル中に記述されています。
カウント一致の通知 |
PCOUNTUPCALLBACK |
カウンタエラーの通知 |
PCOUNTERERRORCALLBACK |
キャリー/ボローの通知 |
PCARRYBORROWCALLBACK |
タイマーの通知 |
PTIMERCALLBACK |
サンプリング停止の通知 |
PSAMPLINGSTOPCALLBACK |
指定個数サンプリング完了の通知 |
PSAMPLINGCOUNTCALLBACK |
コールバック関数の登録
コールバック関数の登録には以下の関数を使用します。
カウント一致の通知 |
|
カウンタエラーの通知 |
|
キャリー/ボローの通知 |
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タイマーの通知 |
|
サンプリング停止の通知 |
|
指定個数サンプリング完了の通知 |
コールバック関数登録の流れ
・デリゲートの初期化
・ガベージコレクション対策のため、割り込み処理用デリゲートに対するGCHandleを取得
・割り込み処理用デリゲートの固定ポインタを取得
・取得した固定ポインタを CntCountUpCallbackProc関数等のコールバック関数登録用関数で登録
・割り込み処理用デリゲートに対するGCHandleが必要なくなった時点で解放(アプリケーション終了時など)
これらの具体的なコーディング内容につきましては、サンプルプログラムおよび、
Visual C# 使用時の注意点 をご参照ください。