高機能版カウンタにおける、サンプリング機能搭載デバイスでは、内部クロックまたは外部クロックを使用した周期的なカウント値の取得(サンプリング)が可能です。
サンプリングモードでカウンタを使用する場合、通常のカウンタとして使用する場合の設定とともに、サンプリングのための設定も必要となります。
サンプリングしたデータは、指定したアプリケーションのメモリに直接格納されます。
サンプリングモードでは、カウンタの0チャネルから指定のチャネルまでの連続した複数チャネルを同時にサンプリングします。
サンプリングは、ソフトウェアでスタート/ストップする他に、外部信号の立ち上がりもしくは立ち下がりによってスタート/ストップすることもできます。
また、指定個数でサンプリングを終了したり、指定のカウント値になった時点でサンプリングをスタート/ストップすることもできます。
サンプリングには、上記のようなチャネル/スタート/クロック/ストップの各種条件設定の他、サンプリングデータを格納するためのバッファの設定や、サンプリングの停止通知、指定個数サンプリング完了ごとの通知設定などがあります。
各機能に対するフローチャートを参考にしてください。
機能カテゴリ |
対応カウンタタイプ |
フローチャート名 |
サンプリング |
高機能版カウンタのみ |
同期制御コネクタを持つデバイスでは、サンプリングを行いたいチャネル数が1枚のボードで足りない場合、複数枚のボードを同期制御コネクタで接続することにより、同一条件でのサンプリングを複数枚のボードで同時に行うことができます。
詳しくは、複数枚のボードを同時に使用する場合、または同期制御コネクタの章を参照してください。
初期化と終了処理
カウンタ動作モード設定
カウント一致設定[高機能版カウンタ]
ハードウェアイベント設定[高機能版カウンタ]
カウンタ動作
サンプリングモードフローチャート
サンプリングモード設定
サンプリング条件設定
サンプリング開始
サンプリング終了
複数枚のボードを同時に使用する場合