カウンタエラーの通知を設定します(異常入力エラー、フィルタエラー、アラームエラー)。マルチプロセス対応関数です。
Ret =CntNotifyCounterError ( Id , hWnd )
Id
[ VB.NET: Short ] [ C, C++: short ] [ C#: short ] [ Python: ctypes.c_short
]
CntInitで取得したデバイスIDを指定します。
hWnd
[ VB.NET: IntPtr ] [ C, C++: HWND ] [ C#: IntPtr ] [ Python: ctypes.wintypes.HANDLE
]
カウンタエラーの通知を受け取るウィンドウハンドルを指定します。ウィンドウハンドルは、VCの場合は、m_hWndで取得できます。
ウインドウメッセージを使用せず、コールバックを使用する場合は0を指定してください。
Ret [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: long ] [ C#: int ] [ Python: ctypes.c_long ]
定義 |
値 |
意味 |
CNT_ERR_SUCCESS |
0 |
正常終了 |
CNT_ERR_SYS_RECOVERED_FROM_STANDBY |
7 |
スタンバイモードから復帰したため、CntResetDevice関数を実行してください |
CNT_ERR_DLL_INVALID_ID |
10001 |
無効なIDが指定されました |
CNT_ERR_DLL_CALL_DRIVER |
10002 |
ドライバーを呼び出せません。(デバイスI/Oコントロールに失敗) |
CNT_ERR_DLL_CREATE_THREAD |
10005 |
スレッドの作成に失敗しました(CreateThread失敗) |
CNT_ERR_DLL_HWND |
10200 |
ウィンドウハンドルが指定可能範囲外です |
CNT_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED |
20001 |
このデバイスではこの関数は使用できません |
その他のエラー(参照:エラーコード詳細)
・この関数は、カウンタスタート前に実行してください。
・CntResetDeviceを呼び出すと、割り込みは無効になります。
・利用デバイスによって、イベントを受け付けることができるプロセス数が異なります。
詳細は、利用可能プロセス数の一覧表を参照ください。
・割り込みが発生すると、指定したウィンドウハンドルに、以下のメッセージがPostMessageされます。
定義 |
値 |
CNTM_COUNTER_ERROR |
1141H |
メッセージのパラメータである、wParam、lParamには、それぞれ以下の情報が入ります。
※HIWORD、LOWORDは、それぞれ上位ワード、下位ワードを表します。
定義 |
意味 |
LOWORD(wParam) |
CntInit関数で取得したID |
HIWORD(wParam) |
チャネル番号 |
LOWORD(lParam) |
エラー種類 |
【エラー種類定義】
定義 |
値 |
意味 |
CNT_AI_ERROR |
1 |
異常入力エラー |
CNT_FLT_ERROR |
2 |
フィルタエラー |
CNT_ALM_ERROR |
3 |
アラームエラー |
メッセージ処理の記述方法詳細については、各言語のサンプルプログラムを参照してください。
Ethernetデバイスの場合
デバイスとの通信が途切れるとプロセスの登録が解除され、イベントが通知されなくなります。
イベント通知を再び行う場合、本関数で再度設定を行ってしてください。
現在のプロセスの登録状況は、CntGetNetCommunicationInfo関数で確認できます。
カウンタエラーの通知を設定します。
VB.NET |
Dim Ret As Integer |
C, C++ |
long Ret; |
C# |
int Ret; |
Python |
Ret = ctypes.c_long() |
CntStopNotifyCounterError CntCounterErrorCallbackProc CntGetNetCommunicationInfo