CAN 2.0B通信とCAN FD通信の違い

CAN通信(Controller Area Network)は、主に車載ネットワークで使用されています。

CAN通信のプロトコルには、標準フォーマット(11ビットのID)と、拡張フォーマット(29ビットのID)の2種類があります。
API-CAN(WDM)は。標準フォーマットおよび、拡張フォーマットを対応しています。

 

CAN 2.0B

1フレームのデータ領域は最大8byteで、1Mbyteまでのデータ送信に対応しています。
ビットレートは固定となります。

ISO 11898で定義されています。

以下、フレームイメージです。

 

CAN FD

CAN FDは、CAN通信を拡張された「CAN with Flexible Data rate」の通信仕様です。

CAN2.0Bに比べ、多くのデータを高速に転送できます。
また、アービトレーション領域とデータ領域に、異なるビットレートを設定できます。

1フレームのデータ領域は最大64byteで、5Mbpsまでのデータ送信に対応しています。
ISO 11898-2で定義されています。

以下、フレームイメージです。