コールバック関数の実装

コールバック関数中で必要となる、メッセージ内容やデバイスの判別、メッセージ内容に応じた処理を追加します。
コールバック関数のスケルトン作成に関しては、イベントの使用チュートリアルを参考にしてください。

コールバック関数には以下のパラメータが渡されます。

ID
AioInit
関数で取得したIDが渡されます。
このIDは、複数のデバイスでイベントを使用する場合にどのデバイスからのイベント通知なのかを判別するために使用します。

Message
メッセージ番号が渡されます。
API-AIOで使用する全てのイベント通知は、メッセージ番号によりイベントの内容を判断します。

API-AIOで使用するメッセージ番号の範囲は1000H~10FFHまでの256個です。
アナログ出力に関するイベントに対応するメッセージ番号は以下のようになります。

アナログ出力メッセージ要因

マクロ

DA変換開始条件成立イベント

AIOM_AOE_START

1020H

リピート終了イベント

AIOM_AOE_RPTEND

1021H

デバイス動作終了イベント

AIOM_AOE_END

1022H

指定ジェネレーティング回数出力イベント

AIOM_AOE_DATA_NUM

1023H

指定転送数毎イベント

AIOM_AOE_DATA_TSF

1027H

ジェネレーティングクロック周期エラーイベント

AIOM_AOE_SCERR

1025H

DA変換エラーイベント

AIOM_AOE_ADERR

1026H

wParam
現在使用しません。

lParam
イベントごとに固有のパラメータが渡されます。

イベント要因

パラメータ

DA変換開始条件成立イベント

なし

リピート終了イベント

現在のリピート回数

デバイス動作終了イベント

現在のジェネレーティング回数

指定ジェネレーティング回数出力イベント

現在のジェネレーティング回数

指定転送数毎イベント

現在の転送回数

ジェネレーティングクロック周期エラーイベント

現在のジェネレーティング回数

DA変換エラーイベント

現在のジェネレーティング回数

Param
AioSetAoCallBackProc
関数で設定したパラメータが渡されます。