アナログ入力用ユーザーバッファを使用する場合、変換データを転送するアプリケーションメモリをあらかじめデバイスドライバに登録しておく必要があります。
ユーザーバッファの設定は、AioSetAiTransferData関数で行います。
Ret = AioSetAiTransferData ( Id , DataNumber , Buffer )
DataNumberにはアプリケーションメモリの容量を、転送パケット単位で指定します。
転送パケットとはデータ転送の際の最小単位のデータサイズを表し、そのサイズは4バイトとなっています。
Bufferにはアプリケーションで確保した配列のアドレスを指定します。
配列の数は最低でもDataNumberの数だけ必要です。
例)2チャネルを使用して1000回のサンプリングを行う場合
1サンプリングに1パケットを使用するので、1000個の配列を確保しておき、DataNumber = 1000となります。
例)3チャネルを使用して1000回のサンプリングを行う場合
1サンプリングに2パケットを使用するので、2000個の配列を確保しておき、DataNumber = 2000となります。
利用デバイスによってアナログ入力用ユーザーバッファはデータ形式は異なります。
詳細は、用語集「ユーザーバッファ(アナログ入力)」を参照ください。