アウトレンジ比較の概要
アウトレンジ比較開始条件では、指定チャネルのアナログ信号がレベル1とレベル2で設定された範囲から外れると開始条件が成立します。
変換データは、黒点部分からメモリに格納されていきます。
アナログ信号が最初からアウトレンジ範囲内に存在する場合、変換はすぐに開始します。
開始条件:アナログ信号 ≦ レベル2 または レベル1 ≦ アナログ信号
アウトレンジ比較開始条件の設定
変換開始条件としてアウトレンジ比較開始を使用する場合、アウトレンジ比較開始条件の設定を行います。
アウトレンジ比較開始条件の設定はAioSetAiStartOutRange関数を使用します。
Ret = AioSetAiStartOutRange ( Id , AiChannel , Level1 , Level2 , StateTime )
AiChannelには、レベル比較を行うチャネルを指定します。
Level1、Level2は、アウトレンジのデータを以下の範囲からバイナリ値で設定します。
デバイスにより設定できる値は異なります。
設定データはレベル2 ≦ レベル1となるように設定します。
12ビット分解能のデバイス |
0~4095 |
16ビット分解能のデバイス |
0~65535 |
StateTimeには、アウトレンジ比較成立後、状態を保持する期間をサンプリング回数で設定します。
実際の変換は、StateTimes分のサンプリング時間が経過した後に開始します。