イベントメッセージルーチンは次の書式になります。
WndProcを利用する場合
[System.Security.Permissions.PermissionSet(System.Security.Permissions.SecurityAction.Demand,
Name="FullTrust")]
protected override void WndProc (ref Message m)
m.Msg
メッセージ番号が渡されます。
m.WParam
下位2バイトにIDが渡されます。上位2バイトにはイベントを発生したカウンタのチャネルが渡されます。
m.LParam
イベントごとに固有のパラメータが渡されます。
メッセージ処理例1
イベントを使用するデバイスが1つしか存在しない場合、IDによるデバイスの判断は特に必要ありません。
以下のコードはイベントが発生したときにメッセージボックスを表示する例です(第三引数の"ウィンドウ名"は任意です)。
switch( m.Msg ){
case AIOM_CNTE_DATA_NUM:
MessageBox.Show (this, "比較カウント一致", "ウィンドウ名");
break;
case AIOM_CNTE_ORERR:
MessageBox.Show (this, "カウントオーバーラン",
"ウィンドウ名");
break;
case AIOM_CNTE_ERR:
MessageBox.Show (this, "カウント動作エラー", "ウィンドウ名");
break;
}
メッセージ処理例2
複数のデバイスでイベントを使用する場合、どのデバイスから発生したイベントかを判断する必要があります。
以下のコードは、2つのデバイス(ID1とID2)でイベントを使用する例です(第三引数の"ウィンドウ名"は任意です)。
if ( m.WParam = ID1 ){
switch( m.Msg ){
case AIOM_CNTE_DATA_NUM:
MessageBox.Show (this,
"ID1:比較カウント一致", "ウィンドウ1");
break;
case AIOM_CNTE_ORERR:
MessageBox.Show (this,
"ID1:カウントオーバーラン", "ウィンドウ1");
break;
case AIOM_CNTE_ERR:
MessageBox.Show (this,
"ID1:カウント動作エラー", "ウィンドウ1");
break;
}
}
else{
switch( m.Msg ){
case AIOM_CNTE_DATA_NUM:
MessageBox.Show (this,
"ID2:比較カウント一致", "ウィンドウ2");
break;
case AIOM_CNTE_ORERR:
MessageBox.Show (this,
"ID2:カウントオーバーラン", "ウィンドウ2");
break;
case AIOM_CNTE_ERR:
MessageBox.Show (this,
"ID2:カウント動作エラー", "ウィンドウ2");
break;
}
}