Visual Basic .NET

イベントメッセージルーチンは次の書式になります。

WinProcを利用する場合

Protected Overrides Sub WndProc(ByRef m As System.Windows.Forms.Message)

m.Msg
メッセージ番号が渡されます。

m.WParam
下位２バイトにIDが渡されます。上位２バイトにはイベントを発生したカウンタのチャネルが渡されます。

m.LParam
イベントごとに固有のパラメータが渡されます。

メッセージ処理例１
イベントを使用するデバイスが１つしか存在しない場合、IDによるデバイスの判断は特に必要ありません。
以下のコードはイベントが発生したときにメッセージボックスを表示する例です。

Select Case Message
Case AIOM_CNTE_DATA_NUM
    MsgBox "デバイスID： " & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "比較カウント一致"
Case AIOM_CNTE_ORERR
    MsgBox "デバイスID： " & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "カウントオーバーラン"
Case AIOM_CNTE_ERR
    MsgBox "デバイスID： " & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "カウント動作エラー"
End Select

メッセージ処理例２
複数のデバイスでイベントを使用する場合、どのデバイスから発生したイベントかを判断する必要があります。
以下のコードは、２つのデバイス（ID1とID2）でイベントを使用する例です。

If m.WParam = ID1 Then
    Select Case Message
    Case AIOM_CNTE_DATA_NUM
        MsgBox "デバイス1 ：" & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "比較カウント一致"
    Case AIOM_CNTE_ORERR
        MsgBox "デバイス1 ：" & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "カウントオーバーラン"
    Case AIOM_CNTE_ERR
        MsgBox "デバイス1 ：" & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "カウント動作エラー"
    End Select
Else
    Select Case Message
    Case AIOM_CNTE_DATA_NUM
        MsgBox "デバイス2 ：" & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "比較カウント一致"
    Case AIOM_CNTE_ORERR
        MsgBox "デバイス2 ：" & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "カウントオーバーラン"
    Case AIOM_CNTE_ERR
        MsgBox "デバイス2 ：" & m.WParam & Chr$(13) & "現在のカウンタ値： " & m.LParam, , "カウント動作エラー"
    End Select
End If