OSがロックする

デバイスの動作(AD・DA変換、カウンタ、タイマ)を開始したときにOSがロック(マウスのクリックができない、マウスが動作しない等)することがあります。
OSがロックする原因のほとんどは、プログラミング方法に依存します。
また、処理速度の低いPCほど、この現象が発生しやすくなります。

サンプリング速度が速すぎる

デバイスドライバ内で仮想メモリを使用するデバイスでは、サンプリング中にハードウェアの割り込みが頻繁に発生します。
この割り込みは、サンプリング速度が速いほど頻繁に発生します。

割り込みが頻繁に発生しCPUの使用を独占する形になり、マウスやキーボード、グラフィック等の処理が行われなくなります。

サンプリングが有限回数であれば、OSがロックするのはサンプリング終了までですが、無限サンプリングの場合はOSが無限にロック状態になります。
このような状態になった場合、サンプリング速度を遅くしてください。

イベントの発生間隔が短すぎる

イベントが頻繁に発生するようなプログラムでは、アプリケーションのロック(ボタンをクリックできない、終了できない等)が発生することがあります。
これは、デバイスドライバからアプリケーションへのイベント通知が頻繁に行われるため、そのアプリケーションに関係するその他イベント(ボタンのクリック、エディットボックスへの入力等)が処理されない状態にあります。
サンプリングが有限回数であれば、サンプリング終了時にその他のイベントは処理されますが、無限サンプリングの場合はこれらのイベントは無限に処理されません。

このような状態になった場合、サンプリング速度を遅くする、または使用するイベントの種類を制限する等の変更を行って、イベントの発生頻度を長くしてください。