AioGetAoEvent

機能

アナログ出力に関するWindowメッセージ通知のイベント要因を取得します。

書式

Ret = AioGetAoEvent ( Id , hWnd , AoEvent )

引数

Id　[ VB.NET： Short ] [ C, C++： short ] [ C#： short ] [ Python： ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスＩＤを指定します。

hWnd [ VB.NET： IntPtr ] [ C, C++： HWND * ] [ C#： out IntPtr ] [ Python： ctypes.POINTER(ctypes.wintypes.HANDLE) ]
Windowハンドルを格納する変数のアドレスを指定します。
ハンドルを取得する必要がない場合は、NULLを指定してください。

AoEvent [ VB.NET： Integer ] [ C, C++： long * ] [ C#： out int ] [ Python： ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
イベント要因を格納する変数のアドレスを指定します。
AoEventはビット単位で以下のような意味を持ちます。

デバイスバッファ使用時とユーザーバッファ使用時で使用可能なイベント要因が異なります。

イベント要因	デバイスバッファ使用時	ユーザーバッファ使用時	マクロ	値
DA変換開始条件成立イベント	○	○	AOE_START	00000002H
リピート終了イベント	○	○	AOE_RPTEND	00000010H
デバイス動作終了イベント	○	○	AOE_END	00000020H
指定ジェネレーティング回数出力イベント	○	×	AOE_DATA_NUM	00000080H
指定転送数毎イベント	×	○	AOE_DATA_TSF	00000100H
ジェネレーティングクロック周期エラーイベント	○	○	AOE_SCERR	00020000H
DA変換エラーイベント	○	○	AOE_DAERR	00040000H

戻り値

Ret [ VB.NET： Integer ] [ C, C++： long ] [ C#： int ] [ Python： ctypes.c_long ]

戻り値	内容
0	正常終了
7	スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください
10001	無効なIDが指定されました関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。
10002	ドライバを呼び出せません始めにAioInit関数を実行しください。
13290	AoEventのポインタがNULLですパラメータには変数のアドレスを指定してください。
20001	使用しているデバイスではこの関数を使用することができません
20002	デバイスが動作中のため実行できませんこの関数を使用するには、アナログ出力動作が停止している必要があります。
20003	他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

初期値

全てのデバイスでAoEvent = 0

説明

アナログ出力機能を持たないデバイスでは使用できません。
デバイスが動作中の場合、この関数は実行できません。

使用例

設定されているイベント要因を取得します。

VB.NET	Dim Ret As Integer Dim hWnd As IntPtr Dim AoEvent As Integer Ret = AioGetAoEvent ( Id , hWnd , AoEvent )
C, C++	long Ret; HWND hWnd; long AoEvent; Ret = AioGetAoEvent ( Id , &hWnd , &AoEvent );
C#	int Ret; IntPtr hWnd; int AoEvent; Ret = aio.GetAoEvent ( Id , out hWnd , out AoEvent );
Python	Ret = ctypes.c_long() handle = ctypes.windll.user32.FindWindowW(0, "割り込み") AoEvent = ctypes.c_long() Ret.value = caio.AioGetAoEvent ( Id , ctypes.byref(handle) , ctypes.byref(AoEvent) )

AioGetAoEvent

機能

書式

引数

戻り値

初期値

説明

使用例

関連項目