診断プログラム


診断プログラムは、GPIB通信の動作確認を行うためのユーティリティソフトです。
GPIB通信の不具合が生じている場合は、まず本プログラムを実行していただくことをおすすめします。

本プログラムでは、デバイスドライバのインストール状況の確認や、診断結果のレポート出力が可能です。

当社にお問い合わせいただく際には、診断結果ファイルをご提供いただくことで、より円滑かつ迅速なサポート対応が可能となります。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

※ご利用中のデバイスドライバのバージョンによっては、表示例が異なる場合があります。あらかじめ、ご了承願います。

 

■外観

GPIB-FL2-USBとの接続例

 

■起動方法

1.デバイスのプロパティページから[診断]ボタンをクリックすると、GPIB通信テストプログラムが起動します。

GPIB-FL2-USBとの接続例

※このプログラムはマスタとして動作します。

初期設定の時、スレーブに設定された場合は、診断プログラムを起動することができません。

2.相手機器アドレスを指定し「OK」ボタンをクリックします。

3.通信データのフォーマットを指定して「OK」ボタンをクリックすると、診断プログラムのメイン画面が表示されます。

受信するデータ型はアスキーもしくは、バイナリを指定することができます。

バイナリを選択した場合は、送信時は別のデリミタを使用するかどうかを選択してください。
また、送受信のデリミタとEOIも設定することができます。

 

■タブ切り替え

メイン画面の下部にあるタブコントロールのタブをクリックすると、機能の切り替えができます。

送信・受信・トリガ実行・ポーリングを行うことができます。

送受信は最大2048Byteまで可能です。
受信したバイナリデータを1バイトづつ表示します。

この診断プログラムの実行中は他のアプリケーションから同時に通信することはできません。

各タブの機能は以下の通りです。
※ご利用中のデバイスドライバのバージョンによっては、表示例が異なる場合があります。あらかじめ、ご了承願います。

タブ名

外観

概略

送信

所定の文字列をキーボード入力し、「送信」ボタンをクリックすると、入力した文字列を相手機器に送信できます。

正常にGPIB通信が行えた場合は、「ソフトウェア設定」フレーム内の「戻り値」に、”正常終了”と表示されます。
正常にGPIB送信ができない場合、"GpibSendData: GPIBエラーです"などが表示されます。

受信

「受信」ボタンをクリックすると、相手機器より受信し、データおよびデータ数を表示します。

正常にGPIB通信が行えた場合は、「ソフトウェア設定」フレーム内の「戻り値」に、”正常終了”と表示されます。
相手機器からデータが受信できない場合は、"GpibRecData: タイムアウトしました"などが表示されます。

トリガ

 「トリガ」ボタンをクリックすると、相手機器にトリガコマンドを送ります。

正常にGPIB通信が行えた場合は、「ソフトウェア設定」フレーム内の「戻り値」に、”正常終了”と表示されます。
正常にGPIB送信ができない場合、"GpibSendTrigger: GPIBエラーです"などが表示されます。

ポーリング

「ポーリング」ボタンをクリックすると、相手機器に対してポーリングを行い、取得したステータスバイトを表示します。

正常にGPIB通信が行えた場合は、「ソフトウェア設定」フレーム内の「戻り値」に、”正常終了”と表示されます。
正常にGPIB送信ができない場合、"GpibSPoll: GPIBエラーです"などが表示されます。

 

■診断レポート

診断レポートは、診断プログラムのメイン画面から [自己診断] ボタンをクリックしてください。
デバイスドライバのインストール状況や診断結果をテキストファイルに出力することができます。

GPIB-FL2-USBとの接続例