◆診断プログラムの起動
診断プログラムを起動してください。
◆共通・詳細設定の実行
①相手機器アドレスを選択し、「OK」をクリックします。
②通信データのフォーマットを設定します。受信するデータ型はアスキーとバイナリを設定することができます。バイナリを選択した場合は、送信時は別のデリミタを使用するかどうかを選択してください。また、送受信のデリミタとEOIも設定することができます。
◆簡易通信機能
このプログラムはマスタとして動作します。
送信・受信・トリガ実行・ポーリングを行うことができます。送受信は最大2048Byteまで可能です。
受信したバイナリデータを1バイトづつ表示します。
この診断プログラムの実行中は他のアプリケーションから同時に通信することはできません。
■送信テスト
①ボード情報に現在使用されているボードの情報を表示します。これらの情報は診断プログラムで設定することができません。変更する場合は、このプログラムを一旦終了し、ソフトウェアの初期設定から変更してください。
②送信と受信のEditBoxの内容を保存するかどうかを選択してください。
③送信テストを行います。相手機器に送信する文字列を入力し、「送信」をクリックしてください。送信データ数に送信したデータの長さが表示され、戻り値にデバイスの通信状態が表示されます。
■受信テスト
①送信と受信のEditBoxの内容を保存するかどうかを選択してください。
②受信テストを行います。「受信」をクリックすると相手機器からデータを受信します。受信したデータとその長さが表示されます。
■トリガテスト
①「トリガ」をクリックすると相手機器に対しトリガをかけます。
■ボーリングテスト
①「ボーリング」をクリックするとSRQの有無とステータスバイトが表示されます。
◆診断レポート出力機能
レポートファイルには、コンフィギュレーション設定やドライバファイル等のソフトウェア的な要因による不具合、I/Oアドレス設定等のハードウェアの設定による不具合を判別するための情報と診断プログラム中で実行した送受信等のログが出力されます。
相手機器がIEEE488.2に対応している場合は自動的に送受信を行い、その結果をレポートに出力します。
①「GPIB通信テストプログラム」画面で「自己診断」をクリックすると診断レポートが表示されます。
これで簡易通信と診断レポートの出力は完了です。