機能
FIFOのリセットを行ないます。
書式
Ret =DioDmReset ( Id , Reset )
引数
Id
[ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。
Reset
[ C, C++: unsigned long] [Python: ctypes.c_ulong]
リセットする内容を指定してください。リセット内容は以下のビットの論理和で指定してください。
定義 |
値 [Hex] |
意味 |
DIODM_RESET_FIFO_IN |
0x02 |
入力のFIFOをリセットします。 |
DIODM_RESET_FIFO_OUT |
0x04 |
出力のFIFOをリセットします。 |
戻り値
Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
定義 |
値 [Dec] |
意味 |
DIO_ERR_SUCCESS |
0 |
正常終了 |
DIO_ERR_DLL_INVALID_ID |
10001 |
無効なIDが指定されました。 |
DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER |
10002 |
ドライバを呼び出せません(ioctlに失敗)。 |
DIO_ERR_SYS_RESET |
50008 |
リセット内容が設定範囲外です。 |
その他のエラー(参照:エラーコード詳細)
初期値
なし
説明
バスマスター転送を行なった後の状態として、ボード内のFIFOにデータが残る場合があります。
FIFOにデータが残っていると、予定したデータが入出力できない可能性がありますので、転送開始前にはFIFOをリセットしてください。
使用例
入力転送に対して、FIFOのリセットを行ないます。
C, C++ |
long Ret; Ret = DioDmReset(Id,
DIODM_RESET_FIFO_IN); |
Python |
Ret = ctypes.c_long() Ret.value = cdio.DioDmReset(Id,
cdio.DIODM_RESET_FIFO_IN) |
関連項目
なし