DioDmGetWritePointerUserBuf


機能

データバッファ上の転送位置を取得します。

書式

Ret = DioDmGetWritePointerUserBuf ( Id , Dir , &WritePointer , &Count , &Carry )

引数

Id [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。

Dir [C:unsigned long] [Python: ctypes.c_ulong]
転送方向を設定してください。

定義

[Dec]

意味

DIODM_DIR_IN

1

入力

DIODM_DIR_OUT

2

出力

WritePointer [C:unsigned long *] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_ulong) ]
転送位置を格納する変数のアドレスを指定してください。

Count [ C:unsigned long *] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_ulong) ]
転送カウント数を格納する変数のアドレスを指定してください。

Carry [ C:unsigned long *] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_ulong) ]
キャリーカウント数を格納する変数のアドレスを指定してください。

戻り値

Ret [ C: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

[Dec]

意味

DIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

DIO_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバを呼び出せません(ioctlルに失敗)。

DIO_ERR_DLL_BUFF_ADDRESS

10100

データバッファアドレスが不正です。

DIO_ERR_SYS_DIRECTION

50000

入出力方向が設定範囲外です。

その他のエラー(参照:エラーコード詳細

初期値

なし

説明

1.  データバッファ上で、どこまでデータが書き込まれているかを知ることができます。

2.  転送カウント数が0で転送位置が0の時は、データが転送されていない状態を表すため、実際に書き込まれている位置はこの関数で取得できる転送カウント数のひとつ前のデータとなります。

3.  DIO-32DM3-PEの場合、最適化のため2 ~ 2048サンプリング毎にPC側へのデータ転送処理を行います。
そのため、クロック入力時に転送位置およびカウントが進まないことがありますが、サンプリングは行われております。

使用例

C

Ret =DioDmGetWritePointerUserBuf(Id, Dir, &WritePointer, &Count, &Carry);
 

Python

Ret =cdio.DioDmGetWritePointerUserBuf(Id, Dir, ctypes.byref(WritePointer), ctypes.byref(Count), ctypes.byref(Carry))
 

関連項目

入力転送時のバッファ使用方法について