CntSetTestPulse


機能

テストパルスの出力設定を行います。

書式

Ret = CntSetTestPulse ( Id , Internal , Out , Reserved )

引数

Id [ C, C++ : short ] [ Python: ctypes.c_short ]
CntInitで取得したデバイスIDを指定します。

Internal [ C, C++ : short ] [ Python: ctypes.c_short ]
テストパルスの出力先を切り替えます。
0: 外部
1: 内部

テストパルス機能が搭載されているデバイスは以下の通りです。
テストパルス機能の詳細については、「説明」項目を参照してください。

製品型式

外部

内部

CNT-3204MT-LPE
CNT-3208M-PE
CNT32-4MT(LPCI)
CNT32-8M(PCI)

CNT-3204IN-ETH
CNT-3204IN-USB

×

Out [ C, C++ : short ] [ Python: ctypes.c_short ]
出力のON、OFFを指定します。
0: OFF
1: ON

Reserved [ C, C++ : int ] [ Python: ctypes.c_int ]
0を指定してください。

戻り値

Ret [ C, C++ : long ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

意味

CNT_ERR_SUCCESS

0

正常終了

CNT_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました

CNT_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバを呼び出せません。(ioctlに失敗)

CNT_ERR_SYS_MODE

20100

モードが指定可能範囲外です

その他のエラー(参照:エラーコード詳細

説明

出力周波数は100kHz固定です。全チャネルに2相パルスを出力します。

利用用途に応じて、テストパルスの出力先を選択してください。

テストパルスの出力先

概略

外部

テストパルス出力設定を行うと、外部への信号が出力します。

本関数を利用することで、エンコーダ、ケーブル、エンコーダ入力回路のいずれかに不具合があるかを切り分けることが可能です。
不良個所の特定に利用できます。

内部

テストパルス出力設定を行うと、カウント値がカウントアップします。

信号結線なしで、アプリケーションソフトウェアの動作確認が可能です。

使用例

内部へテストパルスを出力します。

C, C++

long Ret;

Ret = CntSetTestPulse(Id, 1, 1, 0);
 

Python

Ret = ctypes.c_long()

Ret.value = ccnt.CntSetTestPulse(Id, 1, 1, 0)
 

関連項目

なし