CntSetCarryBorrowEvent


機能

キャリー/ボローイベント要因を設定します。

書式

Ret = CntSetCarryBorrowEvent ( Id , Start )

引数

Id [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
CntInitで取得したデバイスIDを指定します。

Start [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
キャリー/ボローをスタートするかどうかを以下の定義値の何れかで指定します。

定義

意味

CNT_CB_STOP

0

割り込みをマスクする

CNT_CB_START

1

割り込みを有効にする

戻り値

Ret [ C: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

意味

CNT_ERR_SUCCESS

0

正常終了

CNT_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました

CNT_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバを呼び出せません。(ioctlに失敗)

CNT_ERR_DLL_CREATE_THREAD

10005

スレッドの作成に失敗しました

CNT_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED

20001

このデバイスではこの関数は使用できません

その他のエラー(参照:エラーコード詳細)

説明

ハードウェアのキャリー/ボロー割り込み機能を使用して、割り込みを受け付ける機能です。
割り込みを実際に受け付けるのはコールバック関数になります。
コールバック関数はCntSetCarryBorrowCallbackProcで指定します。

CPI-CNT-3201Iの場合
  イベントを受け付けることができるのは1プロセスのみです。

   同一のデバイスから複数プロセスに対してメッセージを送出することはできません。

 

Ethernetデバイスの場合
   デバイスとの通信が途切れるとプロセスの登録が解除され、イベントが通知されなくなります。

   イベント通知を再び行う場合、本関数で再度設定を行ってしてください。

 

   現在のプロセスの登録状況は、CntGetNetCommunicationInfo関数で確認できます。

使用例

C

Ret = CntSetCarryBorrowEvent(Id, Start);
 

Python

Ret = ccnt.CntSetCarryBorrowEvent(Id, Start)
 

関連項目

CntSetCarryBorrowCallbackProc CntGetNetCommunicationInfo