CntPreset

機能

指定したチャネルのカウント値をプリセットします。

書式

Ret = CntPreset ( Id , ChNo , ChNum , PresetData )

引数

Id [ C, C++ ： short ] [ Python： ctypes.c_short ]
CntInitで取得したデバイスIDを指定します。

ChNo [ C, C++ ： short * ] [ Python： ctypes.POINTER(ctypes.c_short) ]
プリセットするチャネル番号を格納した配列の先頭アドレスを指定します。

ChNum [ C, C++ ： short ] [ Python： ctypes.c_short ]
配列ChNoで指定したチャネルの個数を指定します。

PresetData [ C, C++ ： unsigned long * ] [ Python： ctypes.POINTER(ctypes.c_ulong) ]
プリセットするデータを格納した配列の先頭アドレスを指定します。
データ有効範囲：
24ビットカウンタデバイスの場合 : 0H ～ FFFFFFH
32ビットカウンタデバイスの場合 : 0H ～ FFFFFFFFH

戻り値

Ret [ C, C++ ： long ] [ Python： ctypes.c_long ]

定義	値	意味
CNT_ERR_SUCCESS	0	正常終了
CNT_ERR_DLL_INVALID_ID	10001	無効なIDが指定されました
CNT_ERR_DLL_CALL_DRIVER	10002	ドライバを呼び出せません。(ioctlに失敗)
CNT_ERR_DLL_BUFF_ADDRESS	10101	データバッファアドレスが不正です
CNT_ERR_SYS_CH_NO	20201	チャネル番号が設定可能範囲外です
CNT_ERR_SYS_CH_NUM	20202	チャネル数が設定可能範囲外です
CNT_ERR_SYS_CH_VALUE	20203	カウンタ値が設定可能範囲外です

その他のエラー（参照：エラーコード詳細）

初期値

なし

説明

指定したチャネルのカウンタ値を設定します。
チャネル番号は配列に入れて渡します。プリセット値は配列に入れて渡します。
チャネル番号を配列に格納した順に、対応するプリセット値を配列に格納してください。

使用例

チャネル0, 1のカウント値をそれぞれ0, 10000にプリセットします。

C, C++

long Ret;

short ChNo[2];

ChNo[0] = 0;

ChNo[1] = 1;

unsigned long PresetData[2];

PresetData[0] = 0;

PresetData[1] = 10000;

Ret = CntPreset(Id, &ChNo[0], 2, &PresetData[0]);

Python

Ret = ctypes.c_long()

ChNoType = ctypes.c_short * 2

ChNo = ChNoType()

ChNo[0] = 0

ChNo[1] = 1

PresetDataType = ctypes.c_ulong * 2

PresetData = PresetDataType()

PresetData[0] = 0

PresetData[1] = 10000

Ret.value = ccnt.CntPreset(Id, ChNo, 2, PresetData)