AioSetAiRange、AioSetAiRangeAll関数を使用して、アナログ入力レンジを設定します。
入力を行う信号の種類(電圧、電流)や信号の上限/下限によって、最適な入力レンジを設定します。
例えば、12ビット分解能のデバイスでレンジが±10Vの場合、出力の最小単位は20/4096で、約5mVとなりますが、レンジが±5Vの場合の最小単位は約2.5mVと、2倍の精度で入力できる事になります。
したがって、使用する信号の範囲が±5V以内である場合には、レンジを±5Vに設定する方が良いでしょう。
入力レンジの設定は、デバイスによって設定方法が異なります。
1.デバイスのジャンパで設定するもの
2.ソフトウェアで設定するもの
3.デバイスのジャンパと、ソフトウェア両方で設定するもの
ご使用デバイスの入力レンジの設定方法については、AioSetAiRange、AioSetAiRangeAll"関数のデバイス別仕様"を参考にしてください。
各チャネル個別にレンジを設定
AioSetAiRange関数を使用します。
Ret = AioSetAiRange ( Id , AiChannel , AiRange )
AiChannelには、レンジ設定を行うチャネルを指定します。
チャネルは0, 1, 2 ,...のように数えますので、例えばアナログ入力のチャネル数が4チャネルのデバイスの場合、指定できるチャネルは0,
1, 2, 3です。
AiRangeにアナログ入力レンジを指定します。
デバイス上の全チャネルを同時にレンジ設定
AioSetAiRangeAll関数を使用します。
Ret = AioSetAiRangeAll ( Id , AiRange )
AiRangeにアナログ入力レンジを指定します。