ユーザバッファモードを有効にしている場合、AioSetAiAttachedData関数でAD変換データに添付するデータを指定することができます。
添付するデータは、AD変換データと一緒にユーザーメモリへ転送されます。
添付データはすべての種類で4バイト(1パケット)を使用します。
このため、添付データの指定状況に応じて、1サンプリングあたりに必要なパケット数が変化することに注意してください。
AioGetAiSamplingDataSize関数で、1サンプリングあたりに必要なパケット数を取得できます。
■添付データの転送イメージ
添付データは、AD変換データに続いて
1.アナログ入力付属情報
2.アナログ出力データ
3.デジタル入出力データ
4.カウンタチャネル0データ
5.カウンタチャネル1データ
の順序で転送されます。
使用する添付データの種類に関わらず、若い数字のデータから順に転送されます。
■添付データ詳細
1.アナログ入力付属情報
AD変換動作時のステータス等を添付します。このデータ(4バイト)はビット単位で意味を持っています。
下位2バイト
添付データ |
ビット15 |
ビット14 |
ビット13 |
ビット12 |
ビット11 |
ビット10 |
ビット 9 |
ビット 8 |
ビット 7 |
ビット 6 |
ビット 5 |
ビット 4 |
ビット 3 |
ビット 2 |
ビット 1 |
ビット 0 |
信号名 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- | - | - | - | - | リピート | 遅延 | 通常 |
上位2バイト
添付データ |
ビット31 |
ビット30 |
ビット29 |
ビット28 |
ビット27 |
ビット26 |
ビット25 |
ビット24 |
ビット23 |
ビット22 |
ビット21 |
ビット20 |
ビット19 |
ビット18 |
ビット17 |
ビット16 |
信号名 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- | - | - | - | - | - | - | エラー |
※信号名の補足
通常 :現在のサンプリングが通常サンプリング中(ON)。 遅延サンプリング中の場合(OFF)となります。
遅延 :現在のサンプリングが遅延サンプリング中(ON)。 通常サンプリング中の場合(OFF)となります。
リピート:現在のリピート回数が奇数回の場合(ON)。 偶数回の場合(OFF)。
エラー:サンプリングクロック周期エラーが発生している場合(ON)。 エラーが発生していない場合(OFF)。
- :未使用。
2.アナログ出力データ
AD変換動作時に出力されているアナログ出力値がバイナリ値で添付します。このデータ(4バイト)には2チャネル分のアナログ出力値が含まれています。
下位2バイト
添付データ |
ビット15 |
ビット14 |
ビット13 |
ビット12 |
ビット11 |
ビット10 |
ビット 9 |
ビット 8 |
ビット 7 |
ビット 6 |
ビット 5 |
ビット 4 |
ビット 3 |
ビット 2 |
ビット 1 |
ビット 0 |
信号名 |
0チャネルアナログ出力値(バイナリ) |
上位2バイト
添付データ |
ビット31 |
ビット30 |
ビット29 |
ビット28 |
ビット27 |
ビット26 |
ビット25 |
ビット24 |
ビット23 |
ビット22 |
ビット21 |
ビット20 |
ビット19 |
ビット18 |
ビット17 |
ビット16 |
信号名 |
1チャネルアナログ出力値(バイナリ) |
3.デジタル入出力データ
AD変換動作時のデジタル入出力値を添付します。このデータ(4バイト)はビット単位で意味を持っています。
デジタル入出力データ(4バイト)の各ビットの信号割付は以下の通りです。
利用デバイスによって、信号割付は異なります。
AIO-163202G-PE, AIO-163202UG-PE, AIO-123202G-PE, AIO-123202UG-PE
下位2バイト
添付データ |
ビット15 |
ビット14 |
ビット13 |
ビット12 |
ビット11 |
ビット10 |
ビット 9 |
ビット 8 |
ビット 7 |
ビット 6 |
ビット 5 |
ビット 4 |
ビット 3 |
ビット 2 |
ビット 1 |
ビット 0 |
信号名 |
DIO 15 |
DIO 14 |
DIO 13 |
DIO 12 |
DIO 11 |
DIO 10 |
DIO 09 |
DIO 08 |
DIO 07 |
DIO 06 |
DIO 05 |
DIO 04 |
DIO 03 |
DIO 02 |
DIO 01 |
DIO 00 |
上位2バイト
添付データ |
ビット31 |
ビット30 |
ビット29 |
ビット28 |
ビット27 |
ビット26 |
ビット25 |
ビット24 |
ビット23 |
ビット22 |
ビット21 |
ビット20 |
ビット19 |
ビット18 |
ビット17 |
ビット16 |
信号名 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
Eシリーズ設定 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
Dir 01 |
Dir 00 |
※信号名の補足
DIO 00~DIO 15: デバイス上のデジタル入出力のピン番号です。デジタル入出力の状態です。デジタル出力を指定しているビットはエコーバック値です。
Dir 00 : デジタル入出力ポート0(DIO 00~07)の入出力方向の状態です。 0:入力 1:出力
Dir 01 : デジタル入出力ポート1(DIO 08~15)の入出力方向の状態です。 0:入力 1:出力
Eシリーズ設定 : デバイス上のEシリーズ設定ジャンパーの状態です。 0:Eシリーズ互換として使用しない 1:Eシリーズ互換として使用する。
- : 未使用
AI-1664UG-PE
下位2バイト
添付データ |
ビット15 |
ビット14 |
ビット13 |
ビット12 |
ビット11 |
ビット10 |
ビット 9 |
ビット 8 |
ビット 7 |
ビット 6 |
ビット 5 |
ビット 4 |
ビット 3 |
ビット 2 |
ビット 1 |
ビット 0 |
信号名 |
- |
- |
- |
- |
DO 03 |
DO 02 |
DO 01 |
DO 00 |
- |
- |
- |
- |
DI 03 |
DI 02 |
DI 01 |
DI 00 |
上位2バイト
添付データ |
ビット31 |
ビット30 |
ビット29 |
ビット28 |
ビット27 |
ビット26 |
ビット25 |
ビット24 |
ビット23 |
ビット22 |
ビット21 |
ビット20 |
ビット19 |
ビット18 |
ビット17 |
ビット16 |
信号名 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
※信号名の補足
DI 00~DI 03 : デバイス上のデジタル入力のピン番号です。デジタル入力の状態です。
DO 00~DO 03 : デバイス上のデジタル出力のピン番号です。デジタル出力のエコーバック値です。
- : 未使用
4.カウンタチャネル0データ
AD変換動作時のカウンタチャネル0のカウント値を添付します。このデータ(4バイト)はチャネル0のカウント値です。
下位2バイト
添付データ |
ビット15 |
ビット14 |
ビット13 |
ビット12 |
ビット11 |
ビット10 |
ビット 9 |
ビット 8 |
ビット 7 |
ビット 6 |
ビット 5 |
ビット 4 |
ビット 3 |
ビット 2 |
ビット 1 |
ビット 0 |
信号名 |
チャネル0のカウント値(下位2バイト) |
上位2バイト
添付データ |
ビット31 |
ビット30 |
ビット29 |
ビット28 |
ビット27 |
ビット26 |
ビット25 |
ビット24 |
ビット23 |
ビット22 |
ビット21 |
ビット20 |
ビット19 |
ビット18 |
ビット17 |
ビット16 |
信号名 |
チャネル0のカウント値(上位2バイト) |
5.カウンタチャネル1データ
AD変換動作時のカウンタチャネル1のカウント値を添付します。このデータ(4バイト)はチャネル1のカウント値です。
下位2バイト
添付データ |
ビット15 |
ビット14 |
ビット13 |
ビット12 |
ビット11 |
ビット10 |
ビット 9 |
ビット 8 |
ビット 7 |
ビット 6 |
ビット 5 |
ビット 4 |
ビット 3 |
ビット 2 |
ビット 1 |
ビット 0 |
信号名 |
チャネル1のカウント値(下位2バイト) |
上位2バイト
添付データ |
ビット31 |
ビット30 |
ビット29 |
ビット28 |
ビット27 |
ビット26 |
ビット25 |
ビット24 |
ビット23 |
ビット22 |
ビット21 |
ビット20 |
ビット19 |
ビット18 |
ビット17 |
ビット16 |
信号名 |
チャネル1のカウント値(上位2バイト) |