簡易関数と連続関数の混合使用について

AioSingleAi, AioMultiAi, AioSingleAo, AioMultiAo等の簡易関数に対して、AioStartAi, AioStartAo関数のことを連続関数と呼びます。
これら関数を混合して使用する際に以下の制限がありますので、ご注意ください。

 

連続関数を使用した後に簡易関数を使用

バッファにデータが残っている場合、簡易関数実行時にはバッファに残っているデータが入力/出力されます。
簡易関数実行前には必ず、AioResetAiMemoryまたはAioResetAoMemoryを実行してください。

 

簡易関数を使用した後に連続関数を使用

デバイスにより使用制限が異なります。

・ Eシリーズ、Bシリーズのデバイス :
 簡易関数に続き連続関数を使用するには、一度デバイスのリセットを行う必要があります

<NG>

AioSingleAi


AD変換条件の設定

AioStartAi

<OK>

AioSingleAi
AioResetDevice


AD変換条件の設定

AioStartAi

 

・その他のデバイス:
 メモリ形式によって使用制限が異なります。

FIFOメモリの場合
メモリに残データがある状態で簡易関数を実行すると、格納されているデータが異常になる可能性があります。
この場合、AioResetAiMemoryまたはAioResetAoMemoryを実行し、メモリ内のデータをクリアすると改善できます。

RINGメモリの場合
簡易関数を実行すると、格納されているデータが異常になる可能性があります。
この場合、AioResetAiMemoryまたはAioResetAoMemoryを実行し、メモリ内のデータをクリアすると改善できます。