AioSetAiRangeAll

■機能

全チャネルに対してアナログ入力レンジの設定を行います。

 

■書式

Ret = AioSetAiRangeAll ( Id, AiRange )

 

■引数

Id [ VB.NET:Short C,C++:short C#:short ]

AioInit 関数で取得したIDを指定します。

 

AiRange [ VB.NET:Short C,C++:short C#:short ]

アナログ入力レンジを以下の範囲からマクロもしくは数値で指定します。

設定できる値はデバイスにより異なります。

レンジ

マクロ

±10V

PM10

0

±5V

PM5

1

0~10V

P10

50

0~5V

P5

51

0~20mA

P20MA

100

  

■戻り値

Ret [ VB.NET:Integer C:long C#:int ]

定義

意味

AIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

AIO_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

AIO_ERR_DLL_TIMEOUT

28004

通信タイムアウトが発生しました。

AIO_ERR_ACCESS_RIGHT

28003

アクセス権エラーです。

AIO_ERR_AI_RANGE

11060

AiRangeの値が関数の指定範囲外です。

AIO_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED

20001

使用しているデバイスではこの関数を使用することができません。

AIO_ERR_DEVICE_BUSY

20002

デバイスが動作中のため実行できません。

AIO_ERR_AI_DEVICE_RANGE

21060

AiRangeの値が使用しているデバイスの指定範囲外です。

AIO_ERR_AI_SET_RANGE

21063

レンジの設定に失敗しました。

 

参照:エラーコード詳細

 

■初期値

デバイスの種類によって異なります。

 

■説明

アナログ入力機能を持たないデバイスでは使用できません。

デバイスが動作中の場合、この関数は実行できません。

この関数で設定した内容は、機器構成が変わらない限り、次回コントローラモジュール起動時にも有効です。

 

■デバイス別仕様

 

ADI12-8(FIT)

 レンジ設定は関数実行のみで変更されます。

±10V:AiRange = 0

±5V:AiRange = 1

0~10V:AiRange = 50

0~5V:AiRange = 51

初期値はAiRange = 0です。

チャネル単位での設定はできません。デバイスモジュール単位での設定になります。

 

ADI16-4(FIT)GY

レンジ設定は関数実行のみで変更されます。

±10V:AiRange = 0

0~20mA:AiRange = 100

チャネル単位での設定はできません。デバイスモジュール単位での設定になります。

 

■使用例

VB.NET   Ret = AioSetAiRangeAll ( Id , AiRange )

C,C++     Ret = AioSetAiRangeAll ( Id , AiRange );

C#          Ret = AIO.ccapaio.AioSetAiRangeAll ( Id , AiRange );

 

■関連項目

AioGetAiRange