AioInit

■機能

IDを取得し、以降デバイスを使用可能にします。

デバイスにアクセスするには、まずこの関数を実行する必要があります。

 

■書式

Ret = AioInit ( DeviceName , Id)

 

■引数

DeviceName [ VB.NET:String C,C++:char * C#:string ]

設定ユーティリティで設定したデバイス名を指定します。

 

Id [ VB.NET:Short C,C++:short * C#:ref short ]

IDを受け取る変数のアドレスを指定します。

以降の関数は、この変数に格納された値を用いてアクセスできます。

 

■戻り値

Ret [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: long ] [ C#: int ]

定義

意味

AIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

AIO_ERR_INI_MEMORY

3

メモリの割り当てに失敗しました。

AIO_ERR_INI_REGISTRY

4

設定ファイルのアクセスに失敗しました。

AIO_ERR_DLL_DEVICE_NAME

10000

設定ユーティリティに登録されていないデバイス名が指定されました。

AIO_ERR_ACCESS_RIGHT

28003

 アクセス権エラーです。

AIO_ERR_COMPOSITION

28005

機器構成エラーです。グループID=8以外の設定ではIOアシストサーバが必要です。

AIO_ERR_DLL_CREATE_FILE

10003

ハンドルの取得に失敗しました。

AIO_ERR_NULL_DEVICE

10100

DeviceNameにデバイス名が格納されていません。

AIO_ERR_PTR_ID

10101

 IdのポインタがNULLです。

 

参照 :エラーコード詳細

 

■説明

デバイスIDを取得して、デバイスをアクセス可能にします。

以降の関数では、このデバイスIDを使用して、デバイスにアクセスします。

複数のデバイスをアクセスする場合、Idを格納する変数を複数用意してください。

AioInitが正常終了した後、AioExitが呼び出されるまで、各機能関数が使用できます。

 

■使用例

「AIO000」のデバイス名で初期化を行います。

VB.NET    Ret = AioInit ( "AIO000" , Id )

C,C++      Ret = AioInit ( "AIO000" , &Id );

C#           Ret = AIO.ccapaio.AioInit( "AIO000", ref Id );

 

■関連項目

AioExit