I/Oコントローラユニット、およびI/Oアシストサーバは、F&eIT設定ユーティリティで設定を行ってから使用します。
F&eIT設定ユーティリティは、以下の3種類の設定を行います。
■ネットワーク設定
I/Oコントローラユニット、およびI/Oアシストサーバは、パソコン等と同様、ネットワーク機器としての自身のIPアドレスやサブネットマスクなどの設定項目を持っています。これらの設定を行うことにより、ご使用のネットワーク内で機器が正常にアクセス可能な状態になります。IPアドレス等のネットワーク設定は、機器をご使用になられるネットワーク環境に合わせて設定してください。
ネットワーク設定で設定された項目は、I/Oコントローラユニット本体に記憶されていますので、I/Oコントローラユニットの電源を落しても、次回起動時に有効になります。
■デバイス固有設定
デジタル入力デバイスにおけるデジタルフィルタや、アナログ入力デバイスの入力レンジなど、デバイス固有の設定を行うことができます。これらの設定は、API関数によっても行うことができますが、F&eIT設定ユーティリティでも設定可能です。
デバイス固有設定で設定された項目は、I/Oコントローラユニットに記憶されていますので、I/Oコントローラユニットの電源を落しても、次回起動時に有効になります。
■設定ファイル
I/Oコントローラユニットを制御するパソコンで、使用するデバイスのデバイス名(デバイスの識別子)やIPアドレスを、設定ファイルとしてディスクに保存します。API関数ライブラリは、この設定ファイルを読みこんで動作します。
設定ファイルはテキストファイルであり、WindowsフォルダにAPICAP.DATというファイル名で保存されます。設定ユーティリティの入っていない他のパソコンでAPI関数を用いて作成したアプリケーションを動作させたい場合、この設定ファイルと必要なDLLをコピーして対象のマシンに持っていくことにより、F&eIT設定ユーティリティでの再操作なしで動作させることが可能です。